2011年05月22日
静岡ホビーショー(その3)
静岡ホビーショーはプラモデルの見本市であると
同時にラジコン模型の見本市でもあります。
その昔、東京・晴海の見本市会場で行われていた頃は
ラジコン模型が主体でした。
今年の静岡ホビーショーの話題はなんと言っても
ラジコン関連商品の国内最大級のメーカーである
小川精機と双葉電子がついに国産モーターを開発
したことでしょう。
小川精機はOSエンジンのメーカーとして、日本の
いや世界のラジコン模型の牽引役を務めている
メーカーですが、そのエンジンメーカーが電動模型
への進出を果たしたのです。
開発は4年ほど前から行われていたようで、驚いた
ことに電子部門の開発者はたったの1人だそうです。
小川精機の親会社である双葉電子は、JRとともに
日本を代表するプロポメーカーです。
その双葉電子も電動モーターを発表しました。
今のところ、小型から中型機用のモーターを小川精機
が、中型から大型機用のモーターを双葉電子が
担当するようです。
これまで模型用の電動モーターというと中国や台湾、
韓国製がそのほとんどで、国産のモーターの出現が
待ち望まれていました。
小型モーターというと日本ではマブチモーターが有名
ですが、マブチは今や電子機器のモーターメーカー
として世界のトップシェアを誇っています。
その昔、電動模型ヒコーキをいち早く開発しましたが、
当時は高性能のバッテリーがまだ出現しておらず、
私も製作して飛ばしてはみたものの、見事失敗に
終わりました。
当時のことを思うと今は夢のような状況です。
マブチさんも再び高性能の模型用モーターを開発
してくれるといいのですが・・・・・
注目の新製品の2つ目はOK模型の中型ラジコン機
です。
一見、何の変哲もないトレーナー機ですが、この飛行機
何と!低翼と高翼の両方の機能を1機で済ませることが
出来るスグレモノです。
主翼が取り外し式になっていて胴体の上にも下にも翼が
取り付けられます。
飛ばし易い高翼で飛行に慣れた後は低翼にしてスポーツ
気分を味わえるお得な飛行機です。
フタバ・OSのコーナーには、見事な複葉機WACOも
飾られていました。
こんな素敵なラジコン機を飛ばせたらさぞ爽快な気分に
なれるでしょうね!
今年のホビーショーは東日本大震災を受け、会場では
いたるところに応援メッセージが掲げられていました。
フリーマーケットの売上げも義援金として寄付されます。
私も懐かしいレベルのキット、シコルスキーのCH-54
クレーンヘリコプターを購入しました。
こんなクレーンヘリが日本にもあったら瓦礫の撤去作業
はもっとはかどるのにと思いながら・・・・・・・