2010年09月12日
Micmacs (2009/仏映画)
戦争を無くすにはどうしたらいい?
軍需産業が無くなればいいじゃん!
軍需産業を無くすにはどうすればいい?
それが出来たらホントに戦争が無くなるんだけどなあ
現実には実現出来ないこんな平和論を映画の中でなら
実現出来ないか?(恵比寿ガーデンシネマで上映中)
ジャン=ピエール・ジュネ監督のアイディアはきっとこんな発想から
スタートしたに違いない。ただ,方法がちょっと予想外
時計仕掛けのオレンジを14回も見たという監督らしく
スパイアクションばりの展開の中で使われるのは、すべて
アナログ時代からあったテクノロジー。
出て来るクルマもHトラック,DSアンビュランス、XMの後継モデルC6と
シトロエンに偏っているところもマニアには納得出来るね
007の熱心なファンなら磁石でクラウンを宙づりにしたシーン
You Only Live Twice(1967)も思い浮かべて口元が緩む筈。
個人的にはリュックベッソンを好きになった「taxi」以来の興奮!です
ポスターにも出て来る三輪トラックはドイツの商用車メーカー
Tempoが五十年以上前に生産していたTempo Hanseatと思われ・・・・
ハインケル製 397cc 水冷2ストロークエンジンの出力はたった 15bhp!
飄々としたどこかとぼけたキャラクターがこの映画の魅力、背景を物語っているかも
どうやらエンジンは前輪(片持ち)をチェーンでドライブしてるらしい
(ギアは三段)安定性のある走りは定評があったのだとも
映画ファンなら,物語のスタートがビデオショップなのも合点!
CGばかりのハリウッド製大作の合成の計算づくの画面に辟易している映画ファンには
どこか古いフランス名画のようでもあり痛快な刺激かも!
物語のクライマックス、兵器産業のボスたちは人知れぬアラブの砂漠?へ
拉致されて・・・・最終兵器は火薬も電池も使わずに破滅に陥れる
恐ろしいデバイス,貴方の周りにもジワジワ浸透しているデバイスですよ・・・・・
島には木村多江だけ?
の映画「東京島」はほぼ全編にわたり女優は木村多江ただ一人

彼女のアップが映画の魅力を左右します。おまけに無人島だから
ほとんどスッピンの設定。プレゼントに貰った手鏡を覗いた彼女は
はじめて自分の置かれた厳しい現実に気がつくという皮肉な場面も!
オンナが若い男たちを独り占めに出来たらなあ,という
ハーレム願望を映像/脚本にしたら・・・・・
そして
魅力を失いオンナとして扱われなくなった果てには・・・
オンナだったら興味深いテーマを幾つも投げつけてくれます。
無事、東京に戻って普通の生活を送るのがハッピーエンドなのか
帰還を諦めて島での生活に幸せな人生を見いだす方がマシなのか?
果たして映画の結末はどちらに転ぶのか?
江戸のサムライが現代の巣鴨にタイムスリップして来て
ケーキ作りに腕を振るう(ちょんまげプリン:公開中)
というSFも現実味がありませんが,無人島に次から次へと
アジア人が漂着して来る,というのも何か寓話めいていて
現実離れした話に見えます。現実からはなれているのは
東京にいるつもりが,孤島で暮らしている自分に気づく時?
サバイバル映画としては突っ込みどころ一杯のアラもみえますが
エルメスのスカーフと木村多江さえいれば、
観光客のいない徳之島と沖永良部島(映画ロケ地)もまた、
見飽きることのない場所なのかも知れません。価値観次第では・・・・
Chat Noir
たま駅長が出演している、フランスのドキュメンタリー、
映画監督ミリアム・トネロットによる映画
邦題は『ネコを探して』
★公式サイト www.neko-doko.com
(東京:渋谷シアター・イメージフォーラム8/14(土)よりロードショー
(13:00/15:00/17:00/19:00))
予告編
http://www.neko-doko.com/trailer.html
劇場は大賑わい・・・・・

実はこの映画、軟派なペットブームに乗じた娯楽作品と思ったら大間違い
ネコの生態を追いかけながら人間社会を痛烈に批判する
社会派ドキュメンタリーだったのです。
中でも日本をとりわけ多く扱っています。
私鉄ローカル線の廃線危機を救った駅長ねこ「たま」
の他にも新宿歌舞伎町にある等身大の招き猫や
広重、漱石とねこの係わり、勿論ねこカフェも
駅長職だけでなくイギリスでは昔から鉄道職員として
勤務する猫鉄道員もいました。鉄道ファンも楽しめますね。
アメリカには指名した猫と一夜を共に過ごせる人気ホテルや
介護施設で家族の代わりに最期を看取ってくれる崇高な
役割を果たす猫だって・・・・・・
常日頃私が唱えていた
「犬だけが報酬の対価に人間に奉仕する」「猫は人間の為に仕事をしない」
は、本日を持って撤回致します!
人間は何故、猫が可愛いのか。人間は正しく猫を愛しているのか
この映画は真正面から問いかけます。この国では
人間に所有された猫の七割が二年以内に捨てられている
事実を突きつけます。
映画の冒頭、監督がロケーションに訪れたのは熊本/水俣湾。
ここで多くの猫たちが水銀中毒の恐ろしさを人間に警告し
さらに動物実験に供されて数多くの命が奪われたことを訴えます。
同じ劇場で上映されているコーブにも通じるところがありますね。
ちょんまげ錦戸クン?人気
いっぽう、公開中の映画ちょんまげぷりん劇場は若い女子で大混雑
お菓子が沢山でて来る映画だからか?
『ジャージの二人』『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督作品だからか?
ではなく
NEWSと関ジャニ∞のメンバー、錦戸亮クンが初主演のため!!
原作は10万部突破のノベルス;荒木源著「ふしぎの国の安兵衛」~ちょんまげぷりん (小学館文庫) [文庫]