2010年05月25日
ロールアウト!
ようやく完成しました!!
製作を始めておよそ2カ月、レベル社の
ヴィンテージキット、ダグラスDC-7Cが
ついに完成しました。
先日開催された「静岡ホビーショー」への
出展を目指して製作を行ってきたDC-7Cですが、
開催直前に家内が緊急入院したため出展を断念、
その後、製作を継続させていたものです。
本日、「ろうがんず」の例会に持参しお披露目した後、
近くの模型店「ビーズホビー」のショーケースに展示
していただくことになっています。
こうして完成したプラモデルを様々な角度から眺めるのが、
プラモ作りの醍醐味、普段、実物の飛行機では見られない
角度からの眺めは最高です!
特に、プロペラ旅客機のように過去の航空機を模型で
再現できるのは最高の楽しみで、自宅にはロッキード・
コンステレーションやボーイング・ストラトクルーザーなど
黄金時代を築いた名機の数々が製作を待っています。
(いつになったら出来るものやら・・・・・)
ダグラスDC-7Cは名門旅客機メーカーダグラス社の
DC-1から始まる一連のプロペラ旅客機の最終バージョン
で、ライバルのロッキード・スーパーコンステレーションに
対抗すべく開発され、合計338機が生産されました。
日本航空もジェット旅客機の導入直前に4機を導入し、
海外路線に投入しました。
しかし、売り物のターボコンパウンドエンジンの複雑な
構造が整備のし難さを招き、間もなく訪れたジェット旅客機
の時代に取り残されるように短期間で姿を消しました。
高校時代、羽田空港でこのDC-7Cを見るのが大好きで、
よく通っていました。
エンジンをスタートさせる際の姿が今でも目に焼きついて
います。
左主翼の外側のエンジンが先ず点火されると、ブルルン!
という音と共に真っ白い煙が排気管から吐き出され、
その際、エンジンナセルがわずかに震えます。
この時、「飛行機は生きているんだ!」と実感するのです。
プラモのDC-7Cを眺めていると、そんな過去の思い出が
蘇ってきます。
古き良き時代のプロペラ旅客機、人々に海外に羽ばたかせる
夢を与えてくれた旅客機でもありました。