2010年02月28日
ホンダ新世紀スポーツへ
モーターショーで公開され散々じらされた感のある”CB1100”
2軸のカムと刻まれたフィンの美しさ!
タンク後半より後ろはスリムにまとめられており軽快感さえ感じさせます
車重240kg以上ある様にはとても見えないマジックです
気がつけば空冷リッターバイクは稀少な存在。
ナナハンが生産中止となった後、07年に出品された時には実際に750ベースのエンジンでした
が、今回は1300ベース。三角のサイドカバーにも近似性が感じられます。
で、このエンジンのユニークなところはシリンダー間でバルブタイミングを
微妙に変えているところ。回転数感応型ではなく、シリンダー別に
カムプロフィールが違うんです。こんなところにもホンダらしさが
感じられますね。新世紀のCB、ロングセラーとなってくれるでしょうか
21世紀に入り,ホンダがはじめて送り出すスポーツコンパクト
「かっこ悪くなったらやめるからね!」byホンダ
プラグインハイブリッドの実用化でますます電池への依存度を高めるトヨタに対抗して
ホンダは車を操る楽しさと軽量化を重視したスポーツタイプへと
明らかに異なる方向を目指しているように見えます。
レクサスに名義変更された旧ソアラが今年中にいなくなってしまうと
トヨタブランドとしては1965年以来となる、スポーツカー不在の
メーカーに成り下がってしまうことに・・・・プリウスにはマネの出来ないマニュアルミッション搭載
2ドアクーペボディと併せてクルマ離れして行ったオトナ達への訴求効果は
きっと大きいに違いない!覆われ尽くした空間は70年代風
この角度からルーフを見下ろすのは久しぶり!
ふた昔前のCR-Xの面影がだぶります
CR-Zの鮮烈なデビュー(ーXの復活?)を果たしたホンダには
スポーツマインドが温存されていたんだ!と,小躍りしたくなる
気持ちですね。こんなところが企業として熱く支持される
ファクターなのかも。エコエコで振り回されるばかりだったホンダがようやくスポーツマインドを取り戻した
大衆スポーツコンパクトのカテゴリーにはS2000以来10年ぶりの新規投入。
アイルトンセナの事故死以後,少しずつ陰りを見せ始めた大衆スポーツカー市場
レビン・トレノ、シルビア、セリカ、スープラ、インテグラと相次いで人気ブランドが
姿を消して行った。先月まではこのカテゴリーにはロードスターとコペンだけしか
選べないという厳しい冬の時代にありました。トヨタからはMR-Sが消え
日産はZやGTーRの重量級スポーツだけに力を注ぐ方向に。
あ、杉江さんお誕生日だ・・・・・・・