2009年04月13日
スミソニアン
リンドバーグがはじめての単独大西洋横断に成功した愛機がこれ
日本風にいうなら諏訪市民の心意気・号
とでも言ったところでしょうか.
33時間もフライトした機体「ライアンNYP-1」については
多くが語られているものの、ひとつだけ分からない
ことがありました。
あの機体のどこを探しても
フロントウィンドウ・ちゃんと英語風でいえば
ウィンドシールド(風防)にあたるものが見当たりません。田中デスクなら先刻ご承知でしょうけど
主翼の下に見えているのは、操縦席と
簡単な計器盤。五角形のドアは開放の状態です
サイドの景色はドアに空いた
窓から見えそうですが、やっぱり前の景色は
臨めそうにありません。
飛行中は計器だけを
頼るにしても、着陸までは・・・・・
で、カットモデルを見てみると
その機体の詳細な姿が・・・・・
エンジンと操縦席のあいだは巨大な燃料タンクで
占められています。
田中デスクのお答え↓↓↓↓潜望鏡で前方を確認する
が、正解でした。なあるほど、長年の疑問が解決!
宇宙を旅した霊長類nasaが1959年に弾道飛行のお伴に選んだのは
人類ではなくアカゲザル のエイブルとミスベイカー
11分程の宇宙飛行を体験し無事地球に帰還。
後の有人飛行の貴重なマイルストーンとなりました
とさ・・・
50年前の5月の出来事でした・・・・
able本人(猿)
飛行機の世紀/のはじまり
飛行機を最初に飛ばしたのはご存知ライト兄弟
アメリカは20世紀飛行機で発展したとも云える偉業でした
初飛行の地キティーホークはここスミソニアンからも近く
空母の名前にも採用されています。
エンジンは水冷四気筒、横置き。初代エスティマのような
レイアウトで2組のプロペラをチェーン駆動します。
パイロットは腹這い、エンジン共々低重心化の苦労が伺えます。
で、離陸滑走のときの車輪は何処?
Ford Trimotor フォードトライモーター
T型フォードがアメリカ中に行き渡った1920年代後半
大恐慌が始まる数年前、リンドバーグの快挙の頃には、お金を出せば飛行機の旅が
可能ではありました。自動車で富を築いたフォードは当時世界最大の旅客機を生産。
トライモーターという3発エンジン機です
各国のエアラインに相次ぎ採用されながらライバルの影に埋没して消えていった
まるで末期のT型フォードみたいに・・・・
ダグラス程には知られていないこの機種を最初に見たのは中学の頃のラジコン雑誌。
名前にも惹かれましたが、727、トライスターにトライランダーと同じく
3発機というユニークなエンジン配置も気になっていました。
オペレーターは後のアメリカン航空
クルーのほかにCAも乗務していたとか
これだけの大きさで乗客は10人ちょっと
まだまだ空の旅は高嶺の花の時代でした