2009年04月13日
米東海岸の新幹線
去年ご紹介した、韓国版のTGV、に似ていますが・・・・・・・
実はこれ、TGVの技術が導入された、アメリカ版東北新幹線。
ではなくて、アセラエクスプレス・先頭車(機関車)部分です。
ボストン、NY、フィラデルフィア、ボルチモアといった
東海岸の主要都市をつないで、ワシントンDCまで
一月にオバマ大統領が展望車から手を振り続けたのと
同じ線路の上を、ニューヨークからワシントンまで
たどってみることに致しましょう。
切符、予約、検札は・・・・
日本で予約、購入したアセラの切符は駅の端末で乗車券と引き換えます。
印刷してきたバーコードをかざすだけでOK
日本からも直接予約、購入が出来てこれも便利
セルフGSのおつりと一緒
旅行代理店泣かせのシステムかも
ボーディングパスは列車の切符というより
航空券そのもの。今では飛行機の方がペラペラの
レシート並み?
購入価格は,人気の時間帯など
東京大阪間の新幹線指定よりも高いくらい。
行列のないクリスピー?
NYペンステーションはマディソンガーデンスクエアの真下
改札は無くて検札は列車内だけ。
ホームは20番線くらいあって,地下3階くらいのレベルに相当します。ホームは何番線か,乗車10分くらい前でないと表示されず,
薄暗い物騒なホームで待つのは御免です。
で、腹ごなしに何か・・・・
あっ!行列のないクリスピードーナツ発見!
店長のお薦め、ニューヨークチーズケーキほかを手に入れ
乗車時間を待つとします。
nyペンステーションの地下ホームからいよいよアセラexpに乗車!
韓国のKTXとは大違い、ハットラックやテーブルも
飛行機並みの装備が揃い,シートピッチも広々
2電気機関車込みのの8両編成は連接台車ではなく
車両もゆったりもゆったり
ファーストクラス一両とカフェカー以外は全てビジネスクラス
新旧2種類のトリムがあって本革張りのシートに座れたらラッキー!
一両に数個のボックスシート(写真はファブリック仕様)や,
おひとり様専用席(ファブリック)は早い者勝ち
出発前から先を争う長い列が出来ます。
ニューヨーク、ペンシルバニアステーションを定刻に出発したアセラエクスプレス
地上に出たと思ったら、もうお隣のニュージャージー州。沿線風景は川と高速道路以外何も目に飛び込んで来ません。
ニューアーク国際空港はJFKと並ぶ,ニューヨークの空の第二玄関。
マンハッタンの都心部からはこちらの方が断然近く,NJトランジットという別会社が頻繁に連絡便を走らせています。コンチネンタル航空はここがハブ機能を持っていて,かつては全日空もこちらに乗り入れていました。
二階建ての215形?PCの長大編成は車体も大柄。二階建て新幹線並みの大柄な編成です。
JFKのスカイトレイン同様、無人運転のモノレールは大きなゆりかもめ風,
フィラデルフィアまで70分
沿線風景は本格的に郊外へと変化してもニューヨークからは1時間圏内、沿線には高級建て売り住宅も目立ち始めます。
マンハッタンから1時間ほどで久々に大きなビル群が目に入って来ます。路面を見るとトラムの軌道が!レトロな感じのトラムの姿も見えました。
ニューヨークでも昔は路面交通が路線網を張り巡らせていた記録が残っています。
途中下車してトラムの旅も楽しみたいところですが,
この町は、ちょっと昔クリス智子さんが育った町
そのまたずーっとむかしにはアメリカの首都が置かれた時代も
あった由緒ある町、路面電車の走る光景はかつての大都市の面影をほうふつさせます。
検札は・・・・
アセラの車内検札は停車駅ごとにやって来ます。
座席の指定は今はありません。座席数だけ売り切ったらその列車は満席。検札を済ませた乗客の座席には
こんなカードを置いて行きます。途中駅ではカードのない乗客のみ検札。
ずっと手を振りっぱなしではなかった・・・・・・・列車はデラウェア州に入ります、停車駅もウィルミントン
(Wilmington)や
ボルチモア(Baltimore)の小都市を残すのみとなりました。
ウィルミントンの近くにはクライスラーの関連工場があります。
このあと数日で破産を申請・・・・
メリーランド州ボルチモアといえばミュージカル/映画、ヘアスプレーの舞台となった街
主人公・高校生のトレイシーが今にも街角をステップしながら踊って現れそう!
2009年6月には東京厚生年金会館で再来日公演が予定されています。
Baltimore Orioles、ボルチモア・オリオールズといえば上原浩治でもおなじみ。
1988年公開の映画版第一作を監督したジョン・ウォーターズもボルチモア出身
もうまもなくワシントン、エリア。
ユニオンst.到着
ニューヨークを出発して3時間弱
ユニオンステーションは行き止まりの堂々としたターミナル駅
ドーム状の駅舎内部はお土産店ありブランドショップや靴磨きなどもあって、上野駅を彷彿させます
ワシントン、ユニオンステーションの駅は
そのまま地下鉄レッドラインの駅にも繋がっています。
こちらの地下駅は大きなドーム状の空間が特徴で
日比谷線八丁堀駅や大阪地下鉄、本町あたりを連想させます。
給電は第三軌条方式、車体はニューヨーク並みで、幅を広げた大江戸線と言った感じ
券売機には売り切りの切符とICカードのどちらも購入
出来るばかりか
JCBはじめ8種類くらいのクレジットカードが使えて、
さすが首都、一大観光地の面目躍如です、NYだとVISAが無ければ
お手上げです。
ここワシントンでも忘れずにエスカレーターチェック
厳密なルールはなさそうですが左追い越しが多数派、関西,ソウルと同じでした。
レッドレイングリーン(イエロー)ラインと乗り継いでL'Enfant Plaza駅に
L'Enfant Plaza駅を降りると,スグ近く
地上駅にはこんな列車が!街中でしかも二階建ての客車列車に遭遇します
ようやくスミソニアン博物館(航空/宇宙館)に到着です。スミソニアン博物館と言ってもひとつではありません
目指したのは航空/宇宙博物館,所沢のそれを5つ繋げた程の規模
日曜も月曜も遠来のお客で大盛況。しかも無料。1日では
とてもまわりきれません。
博物館群はモールという巨大な芝生の広場を挟む形で並んでいます。
ポトマック河畔の桜
オバマ大統領が就任演説をした時に百万人が密集したあの空間
その先をワシントンモニュメントまですすみ,左に曲がると
桜並木で有名なポトマック河畔。
ここワシントンDCで有名な桜の名所。
桜まつりの最終日
何とか花見に間に合いました!