2008年10月03日
2008国際航空宇宙展
4年に1度、オリンピックの年に開催されている
「国際航空宇宙展」が、今年もパシフィコ横浜で
10月1日から5日まで開催されています。
この「国際航空宇宙展」は日本航空宇宙工業会が
主催するもので、今回は過去最大の527社と団体が
出展し、航空宇宙技術の粋を集めた最先端の製品が
展示されています。
注目は、激しい販売合戦を繰り広げるアメリカの
ボーイング社とヨーロッパのエアバス社の展示コーナー、
それに、開発がスタートしたばかりの我が国初の
ジェット旅客機、三菱リージョナルジェット=MRJです。
ボーイング787
エアバスA350XWB
三菱MRJ
三菱MRJは、先ごろボーイング社と支援協定を結び、
国際的な販売戦略を強化したばかりで、来場者の
関心が集まっていました。
このほか、撮影禁止でカメラには収められませんでしたが、
防衛省技術研究本部が2000年度から研究を進めている
高運動ステルス機の実大RCS試験模型が、今回、初めて
一般公開されました。
真っ黒に特殊塗装された機体は、試験模型とはいえ
やはり、周囲を圧倒する迫力で、これは一見の価値が
あります。
このほか、意外といっては失礼ですが、会場の一角に
展示された零戦のエンジンである「栄」12型に
来場者の注目が集まっていました。
この展示コーナーは、羽田空港に航空宇宙博物館を造ろうと
活動している「羽田航空宇宙科学館推進会議」のもので、
河口湖飛行館の協力で栄エンジンを展示しました。
写真は推進会議の世話役の方と私とのツーショットです。
会場の外に広がる横浜港のフライトエリアでは、
最新のヘリコプターを中心とする飛行展示も行われていて、
国際航空宇宙展の雰囲気を盛り上げています。