2008年06月10日
パイロットが足りない!
パイロット不足を理由に大量の運休を発表した
スカイマークが新たに7月、8月分の運休を
発表し、その数は合わせて633便となりました。
先週水曜日の「グッドモーニングTOKYO」
モーニングアイのコーナーでこの問題について
お話ししましたが、この中で触れたフリーパイロット
について、補足説明をさせていただきたいと思います。
世界的なパイロット不足に対応するため
航空各社は抜本的な対策を迫られていますが、
その対策の一つに、これまで新卒者の採用を
原則としていたパイロットの採用方法を改める
動きがあります。
航空会社のパイロットになるためには、これまでは
宮崎にある航空大学を卒業し、採用される方法と
採用された航空会社の自社養成によってパイロットに
なる方法、それに、航空自衛隊のパイロットから
民間パイロットになる方法のいずれかのコースしか
原則としてありませんでした。
ところが、近年は自費で事業用パイロットのライセンスを
取得していれば、年齢に関係なく採用試験受験の資格を
取得できる制度が採用されつつあります。
事業用ライセンスの取得には海外留学などを含め、
様々な方法がありますが、こうしたパイロットのことを
私は番組で「フリーパイロット」と表現しました。
従って、この名称が一般的に使われているということは
ないと思います。
分かりやすく表現するため「フリーアナウンサー」に例えて
使いました。
より良い条件を求めて、航空会社間を渡り歩くパイロットが
今後増えてくることが予想されますが、そうしたことが
一般的になれば、この「フリーパイロット」という言葉も
使われるようになるかも知れません。
(使われていたらご免なさい!)