2007年09月11日
よく晴れた九月の火曜日に
2001年、台風15号が通過して溢れそうになった
多摩川の水位が下がり始めたあの火曜日もそうだった。
ニュース速報はたいてい予期せぬ時に不意に入ってくる
[NY、貿易センタービルにジェット機が衝突、炎上中]
これが共同通信社の第一報でした。
ニュースステーション(当時)の放送開始は9時50分すぎ、
冒頭からCNNの生中継・映像が放送された。
快晴のNY・ツインタワーからは真っ黒な煙。
10時からはNHKのニュース10(当時)が始まる
画面下を横切る機影。明らかに双発の旅客機とわかった。
数秒後、サウスタワーの中層階で大きな爆発と黒煙が
偶発的な事故ではないことが誰の目にも明らかになった。
それから20分と経たず、ペンタゴンに乗っ取り機が激突
さらに10分も経たぬうちWTC(ワールドトレードセンター)で
「国連関連施設のビルが倒壊」と伝えられた。
実はツインタワーの最初の崩壊だった。
ユナイテッド93便・747が墜落事故、テロとの関連は不明。
まだ、乗っ取りが原因なのかも解らない状態だった。
親友の姪の女子大生が予約を入れていながら、
1日早く帰国して難を逃れた、まさにその便だった。
行方不明機が全米で11機、飛行中etc
誤報も含めて情報が錯綜していた。
アメリカが攻撃を受けている。兵器や兵装を一切使わず、
自国の民間機という想像だにしなかった【武器】を使って。
アメリカが新たな戦争に巻き込まれる。
少なくともこの百年、欧米の大都市で爆撃を受けていない
希有な都市、NYが今、現実に攻撃を受けている。
相手国はどこなのか?どんな理由で?
歴史の教科書に間違いなく書き加えられる
恐ろしい事件を、今自分はリアルタイムで
目の当たりにしている・・・・・
その日はいつものように、新宿にある放送局で
仕事の真っ最中だった。
あれから六年が経ち、アフガン、イラクで
戦いの火蓋が切られ、国会では特別措置法延長を
巡る戦いが始まろうとしている。
まだまだ、戦いは終わらない