2007年09月11日
「CB」の時代
1969年に市販されたホンダの大型バイクCB750
少年漫画の主題にもなった「ナナハン」
初めてリアシートに載せてもらった時の、
クルマのように安定した乗り心地が印象的でした。
今年のモーターショーでも健在(ただし受注限定生産)
ひょっとしたらいよいよCB750の名前も今年限り?
堂々とした風格、優美な曲線に包まれたデザイン。
それまでのバイクのイメージを覆す、画期的な
存在でした。
デビューイヤーの69年にはGT-RやZ-432、
ホンダ1300やスバル・ヤングSSも登場し
パワーウォーズ時代の幕開けとなった。
アメリカがケネディ大統領の公約を守り
人類を月に降り立たせた記念すべき年。
70年代には、人気漫画の小道具にもなり
英国他のバイクメーカーは軒並み経営危機に
一台で市場の勢力地図を塗り替えてしまった。
70年代初頭、莫大な利益を生み出したナナハンが
ホンダの屋台骨を支えていたといっても過言ではない。
小型車(シビック)の販売が軌道に乗るのはまだ先の話。
ナナハンがこのクラスの一般名詞になっても
その魅力は褪せることなく、今も輝き続けている