2007年09月11日

「CB」の時代

1969年に市販されたホンダの大型バイクCB750
少年漫画の主題にもなった「ナナハン」
初めてリアシートに載せてもらった時の、
クルマのように安定した乗り心地が印象的でした。
Imgp1663
今年のモーターショーでも健在(ただし受注限定生産)
DSCF2503.jpg
ひょっとしたらいよいよCB750の名前も今年限り?

堂々とした風格、優美な曲線に包まれたデザイン。
それまでのバイクのイメージを覆す、画期的な
存在でした。
Dscf1553

デビューイヤーの69年にはGT-RやZ-432、
ホンダ1300やスバル・ヤングSSも登場し
パワーウォーズ時代の幕開けとなった。
アメリカがケネディ大統領の公約を守り
人類を月に降り立たせた記念すべき年。
70年代には、人気漫画の小道具にもなり
英国他のバイクメーカーは軒並み経営危機に
一台で市場の勢力地図を塗り替えてしまった。

70年代初頭、莫大な利益を生み出したナナハンが
ホンダの屋台骨を支えていたといっても過言ではない。
小型車(シビック)の販売が軌道に乗るのはまだ先の話。
ナナハンがこのクラスの一般名詞になっても
その魅力は褪せることなく、今も輝き続けている
IMGP1675.jpg

| 02:07 | コメント(4) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

吉田さん、お疲れさまです。
'69年は妹の生まれた年(元気であれば、ちょうど一週間後、38歳を迎える事が出来たのですが…)、ナナハンと言えば、始めから自然に存在していました。
父が23年前に乗っていたのは、ナナハンだった記憶があります(乗せてもらった事はありません)
ホンダは、やはり本田宗一郎氏の生き方に惹かれ、11年前、自伝・取材・手記などを読み漁りました…
自分は、車・バイクは運転しませんが、電車・新幹線等、1秒でも早く目的地へ…スピードに対する憧れは永遠のものですね!!(吉田さん、その妹の誕生日に、満を持してN700系に乗ります!!→最終便で、JAM・上野さんのニュースまではぎりぎり聴けます)

投稿者 ちなみん : 2007年9月11日 08:23

高速でコーナーを通過できる
空気バネ式の振り子台車
270キロのコーナリング体験
ワクワクしますね。
東名・名神の全通で東名阪が
高速道路で一本に結ばれたのも
この頃でした。
新幹線に遅れてクルマも高速化を
実現していた時代です

投稿者 吉田雅彦 : 2007年9月11日 12:32

このオートバイを見ると、まだ小さかった頃父に「このマフラーが四つ出ているのがナナハンで4気筒でスゴイんだぞ!!」と教えてもらったことを思い出します。(Z2だった可能性もありますが…)
日本のオートバイが世界に認められた記念すべきバイクですね。
K0が走っている姿を見ることは稀ですが、K4やK6はたまに見かけます。荒削りな排気音が堪らないです。
ブルーのK0の後に見える1100R(多分D型でしょう?)もカッコいいんですよねぇ!
こんなに沢山の旧車が並んでいるのは、さぞ壮観でしょうね!!

投稿者 KAWAノリ : 2007年9月14日 19:54

世代は違えども、教習所で跨ったナナハンも
ホンダのCBでした。乗りやすくって
どこまでも走れそうな気安さがとりえかな?
永く売れているモデルにはそれなりの理由が
あるはず。排ガス規制の関連で空冷エンジンは
この先存続は厳しいかも知れません。最近の
尻上がりのデザインよりはメッキフェンダーの
クラッシックな方が購買欲をそそられます。
CBXやRCBも参加していましたが、古い
CB72や450の方に迫力を感じました。
(8月19日多摩テックにて)

投稿者 吉田雅彦 : 2007年9月16日 04:50

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