2007年07月25日
「50」の時代
ダックスフント・にちなんだ、胴長短足のユニークな
小さなバイクを最初に目にしたのは小学生の頃でした。
ダックス・ホンダという50cc~のバイク、
シャリイ・ホンダと並んで1970年代から2000年頃まで
30年以上に渡ってモデルチェンジせずに生産されていました。
移り変わりの激しい国産車の中にあって、奇跡とも言える
歴史に残るロングセラー商品です。
そんな、ダックス・シャリイのミーティングが開かれました。場所は多摩テック、こちらもテーマパークの老舗です。
今も販売されているホンダ、モンキーはこの公園内の乗り物として産声を上げました。続く動物シリーズとして同じエンジン、部品を多用して作られたのがダックス、シリーズ.ナナハンで知られるCB750と同じ年に生まれたもう一つの名作です。当時は小さく畳んで乗用車のトランクに入れて運べると言うコンセプトでしたが、80年代に生まれたモトコンポは同じ思想ながら短命に終わってしまいました。モンキーが幾度かモデルチェンジを経ているのに比べ、ダックスは最初からこの形。
一方、シャリイホンダは女性ユーザーを意識した企画.後にロードパルという大ヒットが生まれますが
それまでは女性が気軽に乗れる数少ない二輪車でした。
まだまだ免許年齢に達する前からあこがれだった製品群がいまだに、実用品として走り回っているなんて、嬉しいやら、驚くやら.ひょっとしたら社長よりも長い間ホンダという会社の繁栄を見守って来た事になる小さなバイク.
免許取得を夢見た頃の少年の気持ちを呼び覚まされた1日でした。