2024年05月15日

このブログ閉鎖のお知らせ

2006年10月にスタートしたこのニュースルームブログ
まもなく閉鎖の運びとなりました。

開設当時はまだYoutubeもfavebookも誕生前。
SNSという言葉もない時代にあって新しい相互情報発信のツールとしてのブログが脚光を浴びた時代でもありました。

この間実に多くのメンバーが参加して多彩な話題をお送りし続けて、時には月間100本を超えるアップロードを記録したことも

スタート時にはサッシャが早朝5;00の番組を担当し、ジョンカビラさんの後を継いで別所哲也さんが7:00~JGMTのナビゲーターに・・・・
9;00~クリス智子さんのブームタウンに続いて11;30~DJTAROさんのミュージックプラスがスタート
このブログもM+のいちコンテンツとして野口聡一さんの宇宙ブログなどと共に始まりました。お昼のメニューや猫の写真、六本木の名所から勿論JWAVEのインサイドまで、コメント欄を通じて双方向のコンタクトがアップできたのもブログ形式ならではの特色でした。

今後はpodcastやYoutubeと言ったメディアを通じてニュースルームからもなんらかの情報発信ができないか、検討を重ねています。

このブログは終了しますが引き続き、どこかのチャンネルでまたお会いしましょう。

永年のご愛顧ありがとうございました。

(了)

| 20:15 | コメント(1) | カテゴリー:番組のお知らせ

2024年05月14日

バイデン政権が100%関税、中国EVに!

バイデン政権が中国製EVの米国での販売に100%関税をかけるという!トランプではなくバイデンが、です。
嘗ていじめられていた日本製乗用車もここまでの仕打ちは受けたことがありません!
欧州市場で販売を伸ばしている安価な中国製EVが米国市場に流入することへの懸念が米国内で強まっていた・・・・
とはいうものの、現時点ではチャイナEVの北米での実績はほぼゼロであり、相手国への一方的な制裁を認めた米通商法301条を発動するのは、予防的措置なのだと説明されているようです。

中国のBYD(比亜迪)は確かに日本でもじわじわと、浸透し始めてはいるようですが欧州市場のように普及するものかどうか?
静観している日本が、どのような対応を見せるかも含めて見ものです。

| 18:03 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2024年05月13日

この世界の片隅にが日生劇場でミュージカルに!


戦時下の窮乏の暮らしの中でも抗うこと無く朗らかにたくましく生きてゆくすずの物語はおおたわ史絵の原作とは大きく構成を変えいて、いきな主人公が重傷を負った後の病床の場面からスタートする。
コミック連載時のエピソードをあまた回想してゆくというスタイルで3冊分の膨大なストーリーを卒なくまとめ上げた脚本は見事な出来栄え。
何より今まで2Dの世界でしか描かれなかった主人公のキャラクターを今回初めて生身の人間で具現化するからにはキャスティングも超重要。昆夏美(ダブルキャスト)はこの大役を見事にこなし、原作のイメージ通りのすず像を描いていた事も特筆に値する。
映画作品の声優だった「のん」とも印象に齟齬は無いし、彼女の功績も大きい。
はるみの母役を演じる音月桂は元雪組男役トップ。フットルースや仁、シャルウィダンスなども主演した実力派だ。当時とは打って変わって気の強い未亡人を演じている。ソロで歌い上げる場面も多く、自分の居場所を探す、すずにとっての重要なキーパーソンを好演している。
映画との最大の違いは音楽プロデュースを担当したアンジェラアキの楽曲。暗い世相の中にも希望を抱かせる様な力強いメロディがステージを効果的に支配する。映画との印象がもっとも違うのはここ!
いつに無く男子トイレが混むほど男性比率も高かったのは原作の人気の高さゆえか?

| 22:49 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2024年05月12日

文庫になった残念なスパイ

優秀なスパイとは?
バカ売れしたスパイ小説や映画と共に広く世に名を知られるのは三流!、ホントの優秀なスパイだったら人知れず黙々と任務を遂行した挙句に巨額の報酬、ないしは豊富な年金を手にして余生を豊かに送っているはず・・・・・
イアン・フレミングの大ヒット・スパイ小説が王道とするならば、一條次郎著「残念なスパイ」はアウトロー的存在のスパイ小説。が、しかしスパイとしてのあるべき姿を説きながら、物語は進みます。

アラスカ生れ、スパイ養成機関の出身、コードネームはルーキー、初仕事に恵まれたのはようやく73歳を迎えたころ。二ホーン国という島国のさびれた街に赴任して、命令が下るのを待つ。その前にこの街に溶け込み、ターゲットの顔写真を入手せねばならない・・・・・・
当局との連絡手段は「ない」暗殺実行の指令はいつ、どうやって受け取るのか?謎
目の前には暗殺ターゲットの姿、そばには時限爆弾を仕込んだぬいぐるみ人形。爆発時刻はちょうど3時、あと5秒しかない!さあ、ルーキーとターゲットの運命や如何に????


本来スパイというものは人に気づかれざる存在なのです。なのに黙々と任務を遂行し、存在を知られずに敵国を思うがままに操る・・・・・もしかしして二ホーン国の消費税がこんなデフレ社会なのにもかかわらず10%に引き上げられたのも、国全体の生産力がそれによってまたまた大きく削がれるのも、国際競争力がガタ落ちして生産拠点や知的財産がどんどん海外に流出するのも、ひょっとしてこの国の政権中枢に身を潜めたスパイの仕業なのかもしれません・・・・・・・
そのように想像してみると妙に合点の行く点ばかりが思い起こされるから不思議です。

そういえば最近ウィンドウズの反応時間がどんどん遅くなっていることにお気づきか?もしかして知らぬ間にスパイウェアが仕込まれ、やがて遅延知らずの全く新しいオペレーションソフトが世界を席巻する。発売元は世界随一の人口を誇る大国、でも実態はリナックスをパクっただけのコピペに近いシロモノ・・・・・・
そんな妄想も膨らみカネナイカモ・・・・・

| 08:42 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2024年05月11日

【速報】 イスラエルが、ハマス受諾の休戦案「拒否」

イスラエル情勢で新たな動きです。
ハマス側が声明で停戦と引き換えに人質解放の条件を呑む用意があり交渉のテーブルに就くためエジプトへ。
現地時間 6日に、ハマスの最高幹部が仲介国のカタールとエジプトに対し、提示された停戦をめぐる案を受け入れると伝えたと発表しました。
ハマスは、5日「今回の交渉は終了した。代表団は仲介役にこれまでの提案に対しての回答を渡し、今夜カイロを離れる」と発表していました。
 これに対するイスラエル側の回答が注目されますが、イスラエル側声明では「ハマスの提案はイスラエルの中核的な要求を満たすにはほど遠い」として拒絶しました。その一方でgaza地区南部ラファへの攻勢は続けており国際世論の反発を浴びるのは必至の情勢です。10日には、イスラエル軍がラファ東部を包囲したという報道もあり、緊迫した状況が続いています。

 バイデン政権はこれまでサポートしていた弾薬の提供を一時ストップする、と発表したのにネタニヤフ首相は9日、「必要なら我々は単独で立ち向かう」と述べ、米国との溝が一層深まっています。


今回の紛争勃発から210日あまりが経ち、原油相場、円ドル相場にどんな影響が出るかも含めて大きなターニングポイントとことはなくなりそうです。

| 09:33 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2024年05月10日

映画:オッペンハイマー

三時間もの長丁場でおまけに難解な構成・・・・
今更ですがオッペンハイマー観てきました。
というか原作を先に読み始めたので何と無く映像で確かめたかったのも会えいますが・・。

自信の無い人は最初に1時間遅刻しても平気です。ワタシだったらこのパートは編集でばっさり捨てます。
ロスアラモスに研究所を作るくだりに間に合えば、それでもok
最後の1時間は法廷ドラマの様な証言シーンが続きます。その長〜い前振りが前半2/3だと言ってもいいでしょう。

全米1有名な男=原爆の父がソビエトのスパイ呼ばわりされたのは誰の陰謀だったのか?白黒シーンの使い分けも意識しながら見ていくとヒントになるかもしれません。

原作は文庫本3冊分の圧倒的なヴォリューム!映画作品としてどう捉えたら良いのか?商業作品としてヒットさせるのは難しいと考えるでしょう。ワタシには告発ドラマの一種に見えます
だから公開が今頃になったのかもしれません。
でも全米で同時公開だったバービー映画よりは観る価値のある作品(ドキュメンタリー)だった様に思えます。

| 19:39 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2024年05月09日

文庫になった黒牢城

166回直木賞に輝いた時代小説が米澤 穂信の作品 | 黒牢城(こくろうじょう)です。
舞台は今の伊丹市あたり、南には織田信長の勢力、関ヶ原の決戦を控えた激動の時代です。

今で言うなら阪急沿線に「有岡城」(兵庫県伊丹市)を構え織田信長と対峙する戦国時代の武将=荒木村重 ... 通称摂津守、村重(むらしげ)は敵方の人質・黒田官兵衛を捉え、獄中に生かしておきます。
なぜ捉えた相手方のスパイを生かして置いたのか?
切れ者の官兵衛は、不可解な殺人事件の糸口をいとも簡単に解き明かしてみせます。

物語は序盤から謎解きの面白さを軸にどんどん読者を惹き込んでいきます。謎解きの後、第2章では夜討ちで挙げた成果についての一悶着。
どうやら敵将の首を討ち取ったらしい、が誰が殊勲を成したのか?それぞれに経緯の違うグループがいて、どちらが関与したかを見極めることはこれからの城内の統率にも大きく関わってくる問題・・・・
またもや村重は地下牢に赴き、官兵衛の知恵に頼ろうとします。

同じく直木賞受賞作の塞王の盾とはテンポも展開も異なりますが、戦国の世にあって武将たちのリーダーシップをリアルに捉えているところは同じ。
スピード感のある「塞王の盾」に比べて、推理小説タッチの黒牢城は一味違った読み心地で魅了してくれます。

果たして有岡城の行末は?摂津守村重の運命やいかに。あ、それから黒田官兵衛は牢獄から生きて出られるのか?・・・・・・結末も楽しみな一冊です。

そういえば伊丹の街並みにどこか武家屋敷のような佇まいの場所(伊丹酒蔵通りです)があったような・・・・・城跡は大きなイオンモールが建っていた場所でした

| 11:41 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2024年05月08日

悪魔のようなあいつ🎵

G大学のU野教授は覚えていなくても日本人の多くが知ってるパガニーニ

18世紀〜19世紀に活躍した天才的バイオリニストがミュージカルcross roadになってシアタークリエに蘇っています

貧しい音楽一家に生まれ育った病弱な男の子はその悪魔的な超絶テクニックで一世を風靡します。それというのも町外れの四つ辻で音楽の悪魔(中川晃教)に出会ってからのこと。
教会での演奏まで手が回らなかった多忙を理由に異端者扱いされてジェノバの街を追放されますが...

フランスではナポレオンの妹、エリザに認められ、そんな彼の元にまだ下積み時代のベルリオーズが訪ねてくる...

全編ほぼミュージカル仕立ての音楽劇ですが、何と言っても楽曲のバラエティ豊かなメロディーに魅了されます。
作曲は村中俊之 ジャズアレンジ風だったりラテンのタッチが織り交ぜられていたり、ミュージカル界に新風が吹き始めたようです!

それはそうとパガニーニは何で有名になったんでしたっけ?

| 18:38 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2024年05月07日

文庫になった塞王の楯

天下分け目の関ヶ原の戦いが起こったのは今から400ねん以上も昔の9月15日
その決戦を前にした滋賀県大津市の湖に面した大津城では東軍、西軍が間接的に対峙する代理戦争ともいうべき決戦が行われていた・・・・

城を守る側にも、そして攻める側にも当代1の職人の頭が陣頭指揮に加わっていた。城壁を築く石積みしゅうだん、穴太(あのう)衆を率いる飛田匡介(とびたきょうすけ)と、鉄砲鍛冶で最高峰の国友衆リーダー国友彦九郎(くにともげんくろう)だ。
最強のほこ(鉄砲)を作る職人と守りの要、盾=石垣の設計・構築集団が相対峙する舞台となったのが、現存しない大津の城。

この二人の半生から大津城の攻防までをドラマチックに、リアリティ豊かに描いたのが直木賞受賞作品 今村翔吾著『塞王の楯』です。
二人は共に最強の矛、盾があれば互いに戦意を抱かず、泰平の世に寄与するという発想の持ち主。
その二人が大津城を舞台に攻め手と守り手に分かれて直接対決したのが関ヶ原の決戦の数日前。

戦術を駆使して互いの攻略法を読み合う様は、頭脳戦とも言えるダイナミックなドラマを展開してゆきます。今村さんの筆致も実にテンポ良く、読んでいて知らず知らずのうちに分厚い本を読み進めていることに気付かされます。読み心地という評価軸があったなら文句なくトップクラスです。

Dsc03779さあ、大津城の決戦が始まります。琵琶湖の湖水を巧みに使った水堀を前に、一体どんな戦術で攻めるのか?4万の兵に対したった3千の兵糧では圧倒的不利な立場の大津城。待ち受ける運命は・・・・・・

実はまだ半分を読み終えたばかりですが、あっという間に読み終えてしまいそうな、ちょっと勿体無い気もしながら読み進んでいます・・・・・・

実は著者の今村翔吾さん、直木賞を受賞後に全国の書店を行脚してサイン会のリクエストに応えました。読書と直接触れ合い、評価を知りたいと言うのが理由ですが、ご自身も書店経営者と聞いて納得。 サービス精神に溢れ、読み手志向のこの作家の次の作品が早くも気になるところです

| 13:46 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2024年05月06日

ようこそヒュナム洞書店へ

ネットでポチったりwebで新聞記事が読める時代、新規に本屋を開業してうまくいくのかは日本でも韓国でも同じ状況。
韓国でネット小説から火がついて紙の本でも大ヒットしたのが日韓で本屋大賞を受賞した「ヒュナム洞書店へようこそ」
女性店主が一人で町はずれに新規開店した休南(ヒュナム)洞書店、経営は軌道に乗るのか?どうしたらお客の目を惹く、足を運んでもらえる場所にできるのかの奮闘が始まります。

そんな努力がやがて新聞の取材に繋がり、ある作家との出会いがあって・・・・書店開業の成否と共に男女の付き合いも気になる展開は、就職、進学問題をはじめ韓国の様々な社会情勢を反映しながら、あっという間に分厚い本を最後まで読ませてしまいます。

本屋大賞で翻訳部門の栄冠に輝いたヒュンナム洞書店、日本語では多くがヒュナムと表記されているものの原題は休南洞なので、正しく訳すとヒュンナムが近いと思われます。しれはさておきGoogleマップでどこにあるのか探しました。

ありません、架空の書店だし同じ地名の場所はないようです。物語の設定ではソウルの住宅街、駅からはちょっと離れた場所にあるのがこの書店。脱サラの女性経営者が一人で立ち上げ、従業員としてバリスタの独身男性を雇っています。ということは固定給も支払わなければならず、なんとかして書店の経営を軌道に乗せたい、というのが最初の牽引力になります。

自分のチョイスで棚に本を揃える、買いに来たお客の需要に応えられる本を紹介する、それが店主の彼女ヨンジュの毎日。でも、本を読まない人が少なくない事情は日本も韓国も同様。

けれども書店を訪れる人の数は限られているし、書店お経営を安定させる第一歩は、まず読む人も読まない人も書店に向かわせること。来訪客のアップには何が必要か?ここからヒュンナムドン書店の挑戦が始まります。

何が始まるかはお読みいただいてからのお楽しみに。やがてSNSで評判となったこの書店に新聞社から取材申入れの連絡が入って・・・果たしてハッピーエンドになるのか?書店の男女二人の関係は???

実はこの物語、電子書籍として連載がスタートしあまりの人気に紙の本が上梓され、それが韓国版本屋大賞に輝く、というサクセスストーリーにつながります。日本の人口に換算すると50万部超のベストセラーに!

実は中盤で明らかにされることですが店主もバリスタも熾烈な韓国の競争社会の中で生き抜こうとしてきた、いわば元エリートコース(を歩むべく努力していた)のが、一流企業でもなく数年先の経営状況は「?」な小さな書店務めを生業としている・・・・・ここがヒュンナム(休南)のネーミングにも関係してきます。

私はwebを閲覧するようになったこの30年来、まだ熱帯雨林の名を冠した本屋を利用したためしがありません。そりゃ便利なことは認めます。でも、自分で書店に足を運ぶことくらい、不在の家を何度も訪問するお兄さんの苦労を考えれば屁でもありません。書店の中にある検索機は愛用してます。

書店を比べているうちに、その店の顔のようなものが段々見えてきたような気がして目的別に書店を選んでいます。羽田第2ターミナルのTSUTAYAはいつでも着席できるので大のお気に入りです。

実はこのヒュナム洞によく似たコンセプトの書店を見つけました。三茶の駅からはバス停一つか二つ分離れている上に店舗は2、3階。通りすがりのお客はまずきません。でも、とっても気になっている書店です。ひょっとしたらこの小説をヒントに回転したのかな?と勘ぐったりもします。

| 16:17 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦



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