2021年03月05日

レベル3

ホンダがきょう発売した新型レジェンドに装備のレベル3・自動運転。
これまでのレベル2と違い、運転主体はクルマの側です。

限定百台のみ、しかもリース販売だけで使えるのは高速道の渋滞など30km以下のシーンのみ!
んじゃあ、速度が上がるとどうなの?(50kmまでは有効です)
自動運転フェーズの条件を満たさなくなったらクルマはどうなるの?
(アラーム他シートベルトの振動やライト・パッシング等で警告を促し、最終的にはクルマ停止も)

1100万円もする車で渋滞の時だけ運転操作から解放?いったい何人が買う?
いえ、毎週のように富士スピードウェイや周辺のゴルフ場を訪れる関係者なら日曜夕方の上り重体には辟易しているはず。
毎週の渋滞ストレスから開放、とあればこぞって買うでしょうね、きっと。
日本の名だたるレーシング・ドライバーが何人注文するか見所です。

それはともかく今回の百台完売しても売り上げは10億ちょっと、原価を差し引けば、自動運転技術で回収できる収益は5億あるかないかという程度。
そんな少額で自動運転が開発できる?訳がありません。が、これはあくまでも進軍ラッパのようなもの。

新聞紙上や歴史の年表ではホンダが日本で最初にレベル3自動運転車を販売、と刻まれることでしょう。実際ホンダは国交相から認証を受けています。
システムは一旦開発してしまえば、あとはちょっとプログラムを書き換えるだけで高速巡行や交通量の少ない有料道・自動車専用道にまで応用できるはずです。

今回お買い上げのレジェンドにもいずれはプログラム更新が適応されるかもしれません。あるいはそれを見越してのリース販売なのか?
毎週末のよう御殿場に行かない人には、今は無縁な話かもしれませんが、お盆の帰省渋滞を毎年経験するオーナーなら、将来に期待をもっていいのかもしれません。

さて、何日で完売するのやら・・・・・

| 15:14 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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