2008年04月27日

「S」の時代

Dscf3036東京オリンピック開幕を控えた1960年代初頭
ホンダは乗用車生産に本格進出を図ろうとしていた新参者
でした。軽トラックT360に続く
小型車・切り込み役はご存知の名車「S」
360ccで開発され500ccで市販開始
600以降はクーペ・タイプも加えられました。

1970年の生産終了まで文字通り60年代の日本を駆け抜けて行ったエス
この期間日本車の進歩も目覚ましいものがあり、ロータリーエンジンの実用化
F1で日本車初めての優勝、大衆車ブームと第二次軽自動車ブーム,
その主役に躍り出たホンダの「N」増え続けるブランド数と販売店・・・・・

トヨタが美しい2000GTを開発していた頃
日本では数少ないクーペの一台がこれでした。
以後の10年、ユーミンの歌にも出て来るベレG
(ベレット1600GT)ファミリア・クーペ
コロナ・HT,サニークーペ、カローラスプリンター
が相次ぎ登場し日本はクーペの黄金時代へと
突入します。

大人気のオープンボディに比べれば
お世辞にも格好よいとは云えないものの
当時の幌の材質を考えれば立派な実用車
CMではビジネスカーと主張していたものです。
Dscf3030
今では検索で同名のドイツ製高級車が
ヒットしますが,元祖はこちら
我が家の玄関前に収まりそうなのも
小さい方のS600しかありませんDSCF3016.jpg

| 20:21 | コメント(2) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

吉田さん、お疲れさまです。
東京オリンピック翌年生まれの自分は、ホンダはトヨタと同じく当然のごとく存在していました・・・
吉田さん、600の次は700では・・・(それは手島さんですね!!)
吉田さん、自分にさん付けをするのはいかがなものか、とも思うのですが「ちなみんさん」で検索すると、去年6/19・上野さんの記事が第4位、最近ほぼレギュラー参戦している渡辺 祐さんのブログ、旗本さん(こちらは必ず投稿)のブログと、最近の仕事(!?)が上位にざっと挙がりました!!(おとといの検索だと、5位・去年3/7上野さん、次いでその12日後・多田さんの記事と続きました・・・(今日見たら影も形もなくなっていました・・・)
祐さんの記事では、杉江さんが紹介されていた「B型の為の教科書」を、同じくB型の祐さんに振ってみたのですが、相当気に入って頂いたようで、この記事が10位以内に入るのは本望です!!

投稿者 ちなみん : 2008年4月27日 23:30

昭和四十年代のトヨタとホンダは横綱と幕下
オートバイではトップだったホンダが
軽自動車に本格参入、トップメーカーに
躍り出たのはN360投入以降
http://www.j-wave.co.jp/blog/mp_news/2007/10/n_1.html
さらにシビック投入とCVCCエンジン開発で
クリーンカーのイメージとともにアメリカに進出
http://www.j-wave.co.jp/blog/mp_news/2007/09/post_1714.html
四輪車メーカーの地歩を固めた上に
アコードの成功を機に,北米工場をいち早く設立
貿易摩擦をかわすお手本にもなって
トヨタとベストセラーカーを競うまでに
成長しました。まさに昭和の高度成長を
地でいった会社,と云えそうです。

投稿者 吉田雅彦 : 2008年4月29日 13:28

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