2024年02月24日

ウクライナがA 50の2機目を撃墜!!

2年が経過したロシア侵攻でウクライナがロシアの早期警戒機A 50を撃墜した

背中に毎分6回転するレーダーを備えた大型機は日本で言えば767-Eに相当する。コレがどれほど重要かと言えば相手の視覚を何割も奪ったに等しいと言えるほどのダメージを与えた筈だからだ。
少なくとも6機確認されていたA 50のうちこの6週間で3分の1を奪われたのがロシア空軍力なのだ。

それほど重要な戦力なのか?
レーダーは電波の見通しの良い地平線上の範囲しか探索できないので富士山とか高い場所に置かないと広範囲を探れない。飛行機に積んで飛ばせば見通せる地平線も飛躍的に広がる。
が,それも燃料が尽きるまでの話で、交代シフトやメンテナンス時間を加えれば複数機のフォーメーションが絶対必要なのだ。そこで2機を撃ち落とした意味はとてつもなく大きい。

軍用機A 50はイリューシン設計の輸送機IL 76がベース。主脚に16本のタイヤを持つ4発ジェットの大型機。アメリカで言えばc~17輸送機クラスだ。とすれば滞空期間は1日の半分にも満たないはずでロシア防空脳に空白の時間帯が生じるのが必至。

もうすぐ本格配備されるウクライナ軍F16運用には必要不可欠なお膳立てが出来上がったわけだ。

それはそうと随伴の護衛戦闘機がいたはずの空中警戒機をよくも2機立て続けに堕とせたものだ。コイツのせいで100発以上のアメリカ製ミサイルをドブに捨てた勘定になると言うのに!
あっぱれウクライナ軍だ。人員がモノを言う地上戦はさておき航空戦ではロシアが窮地に立たされているといっても良い。この刹那にいつ位早く航空優勢を取っておきたいウクライナ勢なのだ!

| 19:53 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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