2023年11月22日
いすずから自工会会長に
これまでトヨタ日産ホンダから輩出するばかりだった自工会の会長にいすゞの片山正則会長が就任することになりました
これまではモリゾーこと豊田章男会長が長きにわたって務めたものの多忙を極めるあまり、留意も辞しての交代となったようです。
自工会、とりわけトラック・バスの専業メーカーにとってはこれからの数年間、大きな変革を求められる時期にもあたり、その舵取りはこれまでになく重要です。
2024年の労働力不足、働き方改革を前に盤石の体制を敷くこともトラックメーカーとしては大きな課題です。
そんないすゞが乗用車の生産から撤退を発表して早いもので、もう30年。
ベレGや117クーペという名車を産んだ個性派もこのにほんの市場では生き残れなかったのが残念。もしジェミニシリーズがまだ生き残っていたなら嘗ての GTーRみたいな硬派なスポーツセダンが生まれていたかもしれない・・・・・と空想はつきません。
晩年は大GMの資本参加を受け、ドイツオペルの技術も多く導入したいすゞの乗用車、その後のジェミニは販売店向けのOEM商品としてホンダドマーニやスバルレガシーがあてがわれましたが、それも長くは続きませんでした。
他方で人気だった"RV"は多少長生きしていました。小型トラックベースのロデオビグホーンや派生のミューといった個性派もいすゞらしさを感じさせる逸品。
北米ではLUVトラックとしてピックアップトラックが人気を保っており、今でもタイ生産のピックアップトラック「D―MAX」が後を継いでいます。
今でこそ、ランクルが世界で大人気ですがその昔はいち早くSUVに相当するビッグホーンを商品化していたいすゞの先進性は注目に値するポイントです。