2023年11月15日

GIGA FUEL CELL

「いすゞ」)と本田技研工業株式会社(「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」のいすゞグループのブースにて、両社が共同研究を進める燃料電池(FC)大型トラック「」を初めて一般公開しました。

世の中ゼロエミッション化は今のところ電池一辺倒
走行中の温暖化ガス排出はないものの電池の重量とコストはこの10年来何ら進歩がありません。
確かに航続距離がガソリン車並みの長い足を持つEVも出始めてはいますがそれは電池をたくさん積んでいるだけの話。高級車では2トンオーバーも珍しくなく、価格も8桁に届くクラスが少なくありません。

価格の問題はおくとして重量問題は積んでナンボの大型トラックには死活問題です。2トントラックに電池を積んだら総重量はいくらになるのか?
乗車人員がせいぜい5人かソコらの乗用車とは訳が違います。電池を載せるか荷物をとるか?トラックの電動化にはコスパの問題もつきまといます。もちろん充電時間中は仕事にならぬので稼働効率も低下します。Img_0224

そこでホンダといすゞがタッグを組んで開発中の水素トラックに注目したいところです。もちろん燃料の水素は持ち運ぶ必要があります。が水素の重量そのものは最も軽い気体なので数のうちには入りません。むしろ格納する水素タンクの重量と体積が問題になります。

エンジンの中で水素を燃やすカローラのレーシングカーはリアシートの空間ほぼ全てを水素タンクが占めてしまい、実用車としては今のところミライより小さな水素燃料電池の乗用車は難しいところ。
大型トラックでも燃料タンクに割かれるスペースは小さくはないものの、まずは実用化の第一歩として確実な一歩を記してほしいものです。

| 21:31 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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