2023年08月21日
スカイラインR30、シルビアS12
1981年の8月、新聞広告にポールニューマンが現れました。
広告を掲載したのは日産、モデルチェンジしたスカイライのCMキャラクターに選んだのがカーマニアとしても知れ渡った彼でした。
愛の・・とかケントメリーの、とかジャパン等々世代ごとにニックネームを与えられていたスカイラインはこの世代から「ニューマン」スカイラインと呼ばれるようになります。
他方、2年後の8月に登場したのがデート・カーとして人気のシルビアとガゼールの双子車。
この2車が共通しているのはいずれも若い層に支持されていたということと、もう一つ日産の切り札エンジンとも言える4機等ツインカムエンジン、FJ20を搭載したことでした。
とりわけ、1983年からはスカイラインのFJ搭載車がバンパー上のグリルを塞いだ、鉄仮面スタイルで登場し今だに青春時代の金字塔としてマニアの人気を攫っています。
一方のシルビア・ガゼールは前後の人気世代に挟まれていささか目立たぬ存在になってますが、実力はスカイラインと同等かそれ以上。リトラクタブルのヘッドランプも全車が装備しスラントしたフロントノーズはそれなりに秀逸なデザインでした。
しかし何といってもテレビドラマの劇用車として重用されたスカイラインRSの人気は圧倒的。西部警察の最新ウェポンとして、番組を盛り上げていたのは今をさること40年も昔。
ネット世代と呼ばれる層には伝説としてしか伝わっていない筈ですが、その人気は50周年を迎えるときにもおそらく衰えを知らないことでしょう。