2023年03月23日

Camry

トヨタカムリ
と聞いても最近の若者にはピンとこないかも?
その昔田中邦衛さんがCMに出ていたファミリーカー
と言ってもわからないでしょう?ならば田村正和さんがCMやっていた...FFセダン
と言ってもミニバン育ちの子には分からないだろうなあ。

早い話がもう日本国内では販売中止になってしまう
と聞いても関心無さそうですねえ、お客さん

そもそもトヨタの売れ筋とくればクラウンやカローラ(花冠)の様な冠を付けた車名が売れる!と言うわけで和訳のかんむりそのものを車名とした冠シリーズでした。

セリカ、カリーナクラスの4ドアセダンを持たないカローラ販売店向けにカリーナのクローンとして投入されたのが初代セリカCamryでした。

でもカムリの本領は二世代目のFFセダンから発揮されます。当時はトヨタの最大FFセダンとしてコロナより上位に位置付けられ、トヨタ車のFF化の尖兵となります。

北米ではカローラより大きなゆとりある実用車として度々ベストセラーの座をホンダのアコードと競うまでに。トヨタの
文字通りドル箱となります。

このカムリからは更に余裕ある上級車ウィンダムが派生してレクサスESがレクサス店の経営を支えました。

日本ではカローラの方が売れ筋で、カムリはハイブリッドに特化してはみたもののセダンはもはや輸入車かタクシーと言った存在に

そしてついにカムリ国内販売は潰えることになります。いえ、レクサスESは事実上カムリの兄弟であるばかりか、今度のクラウンも中身はカムリハイブリッドです。

そう、カムリのネーミングはここにきて、遂にクラウンの暖簾を継いじゃった訳なんでス。
カムリ販売終了を惜しむオールドファンは心配なしにクラウンかレクサスESに乗れば実質カムリに乗ったのと同じこと、いやそれ以上に上質な乗り味を楽しめるのですから何も悲しむことはありません。

参考までに豊田章男社長が入社した頃は既にカムリもビスタ店もありました。自工会を辞任表明した豊田社長ですが慰留されて任期一杯務めることになったそうです。

| 21:22 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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