2023年02月26日
炊き出し訓練
「炊き出し訓練」
・・・・て、炊き出しの豚汁を食べに行く訓練?
違います。
・・・・・炊き出しの豚汁を作る訓練?
それは婦人会と消防団の役割。
訓練したのは消火器の使い方講習やAEDの使い方実践でした。
地区の住民らが集まり、自らAEDを実際に稼働させてダミー人形に心臓マッサージを試みます。
大事なことは胸部圧迫をとにかく続けること。
コレを30分も続けた挙句蘇生につながった例もあるのだとか
脳に酸素を送り続けるために、心臓を動かし続ける。これが何より大切だそうです。AEDは車のスターターモーターのようなもの。自発呼吸が確認できるまでは救急車に納まるまで胸部圧迫を続けることが重要です。
と教わったところで、炊き出しをいただく・・・・・
には、まず大きな釜を熱する火を起こさねばなりません。
防災倉庫に常備してある強力なかまどは電動ファンで空気を送り込むタイプ。したがって電源が必要です。
ということでホンダの発電機も常備。燃料はかまどの灯油と発電機のガソリンが必要で、これも倉庫に常備。
さて火おこしの前に発電機です。スターターは紐を引っ張る旧式なタイプ。ですが寒い朝にはマニュアル式のチョークを引かねばなりません。
今じゃ原付だって電子制御のインジェクションでチョークを知らない若者だって!
引きすぎると、東京の冬場ではプラグがかぶってしまい引き加減が重要です。
エンジンがかかったらかまどの電動ファンを回して火種を近づけ・・・・・
これまたファンの吸入窓の開き加減が大きすぎると焚きすぎ!巨大な炎が現れます。なので、ここでも加減が大切。大きさごとにミックスバランスも異なるので一台づつ要領は異なってきます。
ここまでノウハウを取得してようやく大きな釜で材料を茹でます。あ、もちろん材料はお忘れなく。食器や箸、おたまの調達も必要です・
だから炊き出しの訓練はむしろ提供する側が試される、といってもいいくらい
一仕事終えた後の豚汁が美味く無いわけないじゃ無いですか!