2022年12月02日
Microchip が認めた1.88mm
明け方の日本と夜更けのスペインを震撼させた田中碧の逆転打
サッカーワールドカップ、1次予選E組の日本がドイツとスペインから各勝ち点3を奪うという歴史的な大会
今どきの若者はこんな試合を目にすることができて幸せです!。
他方で海外メディアの物議をかもしているのが田中に送られたパスの判定結果。
実際、得点シーンの直後,VAR判定の結果が出るまで世界中をやきもきさせたアレです。
今回、大会で使用される公式球には全てにマイクロチップが埋め込まれており、その球がどこにあるのかをピッチに張り巡らされたアンテナでミリ単位まで正確に計測していたのです。
もちろんカメラ画像「ホークアイ」も並行して使われていますが、両者は独立したシステム。今回のように見る角度からどうにでも解釈が生まれるケースではライン上の正確な座標がモノを言います。
これとよく似た計測、思い出しませんか?この冬北京で開かれた冬季五輪、カーリングの計測です。
こちらはコンパスの原理で正確な間隔をアナログ計測する古典的な方法。時として目視では判別できない精密な計測が、勝敗を分けましたね。
でも今回のライン判定はデジタル時代ならではのもの。前回の大会までならカメラ映像を巡って未だにああでもないこうでもない、と論議の的になっていたのかも。
ボールに内蔵されたシステムはIMU慣性計測システムと言って、私のドローンにも搭載されている賢いユニットです
古くは747型旅客機にも初搭載されたことのある計測方法で、前後左右上下の加速度や変位量を積分して正確な移動量=現在の座標位置を割り出そうとするもの。つまりボール自身が現在位置を把握しながら転がり続けている、というワケです。この位置情報からラインに対して1.88㍉インしていたことが判明!
i-phoneにも搭載されている角度センサーも、変位量を加速度で計測し姿勢変化を認識しているものです。
それにしてもスポーツの結果は終わってみないとわかりません。
果たして5日のクロアチア戦、だれがどんな予想を立て、どんな結果が待ち受けているのか?
森保監督の脳裏にはもうすっかりプランが描かれているのかもしれません。
ニッポン、いい仕事してますなあ・・・・
今日、この後も仕事頑張ります!