2022年04月02日

4月のフェラーリ

おそらくはエンツォフェラーリ御大が生前最後に目にしたであろう自社製市販スーパー・スポーツの雄はフェラーリ周40年を記念すべきF40だった。
とはいえ車体は再三328GTSを焼き直しした288GTOの改訂版?.ツイン・ターボでブーストしてあるとはいえフェラーリ自慢の12気筒ではなくアメリカでポピュラーなV8

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当時のフェラーリといえば経営苦が囁かれ、新車開発も滞り気味の日々だった。それはライバル=ポルシェも同様でメルセデスは救済の手を差し伸べるべく500Eと言うスーパーセダンの生産をポルシェ工場に委託した。

結局,御大の目には触れることのなかった次世代モデルのF50、エンツォはしっかり12気筒を載せて自前の新規開発のミッドシップ・ボディを与えられるのだからフェラーリの懐具合もかなり向上していたはず

そんな成り立ちのF40ではあったものの、当時日本はバブル景気の真っ只中で多くの買い手が遠く極東からフェラーリに利潤をもたらした。リクルートの餌として入社の暁には無料で貸与する権利を与える企業が現れたり、と話題に事欠かなかったのもこのクルマ

フェラーリにとってはほろ苦い、日本にとっては甘酸っぱくもある思い出のフェラーリも登場から30年以上、懐かしく思い出せる昭和生まれも相応の年齢に達しているだろうか?・・・・・それはそうとこのカレンダー12気筒車が登場するのはいつだろう?

| 22:47 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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