2022年03月17日

震度6強

昨晩の福島、宮城沖地震は311を思い出すような長周期の不気味な揺れ方が印象に残りました。
各地で被害の報告が入っていますが、とりわけ深刻な被害は東北新幹線で、走行中の車体が1両を残して全部脱線するという、中越地震以来の営業中車両の脱線というアクシデントに見舞われました。
今回も幸いなことに命を落とした人はいなかったのが不幸中の幸いです。しかし、ダメージは想像以上に深刻でした。コンクリート橋脚の座屈や崩壊、電線支柱の折損、どれも新規敷設工事並みの長い時間と手間を要するもので、ざっくり見積もって2カ月近い修復工事は必至でしょう。ゴールデンウィークにはとてもまにあいそうにありません。
中でも深刻なのは路盤が明らかに沈み込んで見える箇所があり、点検等も考えると損傷部分の撤去から始めなければならない事態も考えられます。

コロナ禍とはいえ休みの需要期を前に代替の交通機関の整備も急務で、仙台、福島や花巻、三沢、青森、函館、そして山県、秋田の空港を結ぶ航空路への臨時便も必須となるほか、東北本線の臨時列車も数多く必要となり、仙台を結ぶバイパスとしての常磐線を走る臨時特急の増便も急務でしょう。
高速道路のダメージも予想以上に深刻ですが、ひび割れ箇所の修復程度で済むならば、数日のうちに復旧は可能なものと思われます。

確かにマグニチュードの数字では対数で2も違うのに、なぜ?
福島、宮城に限って言えば今回のほうが揺れの激しさは上だったかもしれません。311で大丈夫だった青葉城こと仙台城跡のお馴染み=馬に乗った伊達政宗像が、根元から右に傾いてしまったことが衝撃の大きさを物語っています。
確かに311のあと、修復され耐震強化されたはずの東北新幹線ですが、これだけのダメージを受けるというのは40年以上も前の設計時点では考えもつかない衝撃が伝わったことの証なのかもしれません。

あと、内輪話になりますが生放送の番組中、的確で冷静なコメントで対応してくれたあっこゴリラさん。落ち着いた対応とコメント、ナイスプレーでした。帰宅途中でUターンして33階まで階段を駆け上がって深夜の放送を担当した東海林アナ・・・・お疲れさまでした。毎回・・・ってかまたも!・・・・

| 15:20 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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