2022年03月11日
本日限りの283,40系
明日からのJRの全国的なダイヤ改正
を前に引退する車両として北海道の特急283系とキハ40系が注目を集めています
函館と札幌を結ぶエース級特急として登場したキハ283系はオールステンレスの耐候性の高いボディに振り子式台車を組み合わせ、スピードアップに寄与しました。
他方キハ40系は昭和50年代から配備が続く国鉄自慢の大ベテラン.北海道では大半がワンマン対応に改造され、各駅停車の主力として活躍し続けて来ました。
西日本にも多く生息する同形式に比べると二重窓の小さな窓配置に急行の様なデッキ構造で、映画ポッポやでは高倉健と共演もする役者でした。
真夏でもクーラーを使わない土地柄、竣工以来のスッキリした屋根のレイアウトは孤高の存在でもありました。初登場からは40年以上、釧路を中心に帯広周辺を走る40系は283系特急おおぞらと共に見納めとなります。
283系も登場からは四半世紀、機器が寿命を迎え、不運な火災事故も相まってちょっと早い気がしますが、後継の261系が末永く活躍し続けてくれる事でしょう。
帯広駅を発着する特急、各駅停車はこぞって一新されることになり、これはちょっと見ものというか珍しい現象です。
新たに登場する新型車H100はエンジンと台車の間に電気モーターが挟まるハイブリッド車。この地方では聞いたことのないモーター音を響かせながら十勝の大地を走る姿は地元民にとっても新鮮な経験となることでしょう。冷房がついたこともまた、待ち望まれた向上かもしれません。
いち鉄道ファンとしては40系のラウンドした柔らかな丸みが何とも言えず好きだったのですが・・・・・