2022年02月05日
Motormagazine800号
先輩の一人も編集部にいた老舗の自動車雑誌・モーターマガジンが800号到達
昭和30年創刊と言うから初代クラウン登場の年でした。
題字も大きさも随分変わりましたが、いつも自動車雑誌コーナーの目立つところ若い占めているのは今でも相変わらず。
分厚いオマケらしき別冊を開いてみると、ナント!創刊号の復刻版でした。
巻頭カラーは最新型のクラウンが載っていますがグラビア写真の多くを占めるのは欧米の大きく豊かな力強い外国車たち。
ロールスロイスはシルバー・クラウドが最新だし、ポルシェ356はようやく一枚ガラスのフロント・ガラスになった頃、ジャガーはまだEタイプ登場前でダットサンはまだサイドバルブの110時代でした。
黄ばんだ紙質そのままにリプリントされた、冊子は流石に匂いまでは再現していませんが、ダットサンやビートルなどの図解説明があったり、夏場の愛車の扱い方があったり、ヒルマンミンクスの取り扱い方が説明されていたり・・・・・興味深い記事に溢れています。
そりゃこの時代に自動車雑誌を創刊しようなど、今日までの発展を思えば、その先見性には頭が下がる思い。
読者プレゼントには自動車会社の株1,000株と言う大懸賞企画もなかなか!
民生ディーゼル・バスのカラー広告には当時のお若いお嬢さんたちも姿を見せ(ミニ・スカート発表より十年以上も前!)ボンネットの無いリア・エンジンのバスとスカート丈が太平洋戦争から十年ののち、新時代の到来を物語っています。民生は日産UDの前身で、2ストローク・ディーゼルの独特なエンジン音とレスポンスが魅力でした。今では消えてしまったり、他社の傘下に収まったメーカー、商品の広告も散見され、思わず隅々まで目を凝らしてしまう、お宝の付録でした。