2021年12月20日
報道写真展2021
今年もこの時期がやって来ました。
いつもだったら悲喜こもごも、様々なニュースがモザイク模様を織りなすところですが、今年はちょっと違いました。
とにかく会場の多くを占めていたのがオリンピック、パラリンピック関連。
夏の短い期間の出来事を様々な角度から捉えた写真は見応えがあります。
が、大別すると五輪とコロナに大きく二分されたかの様な一年だった様な構成.たったひとつ独立峰の様に際立っていたのは大谷翔平の活躍でした。阪神淡路震災やオウムに塗り固められた95年当時の野茂英雄選手もそうでした。
報道カメラマンの多くがオリンピックを心待ちにしてしていたのかもしれません。慶事と呼べそうな事例があまりに少なかった様にも思えます。だからオリンピック会場に行けばたくさんの笑顔やドラマチックなシャッターチャンスに遭遇できるはず。そんな思いが展示された枚数の多さからも伺える気がします。
そして最後には今年永遠の別れをした人たちのコーナー
田中邦衛さんや田村正和さん、立花隆さんと言った巨人達の訃報がいまだに信じられなかったと同時に神田沙也加さんの写真が急遽追加される事になってしまったのには改めて驚きと悲しみを覚えずにはいられませんでした。