2021年11月20日

The LA Auto Show2021

2年ぶりの開催となった「ロサンゼルス・オートショー」は、新興メーカーが存在感を示しています。

テスラに続けとばかりにアメリカの「フィスカー」が新モデル「オーシャン」を発表、SUVがベースの売れ筋では新鮮味がありません。
中国勢ならぬベトナム唯一の自動車メーカー「ビンファスト」もRV風ワゴンで北米市場に進出を目論んでいるようです。が、これといった個性はなく、どこかで見たような意匠の詰め合わせ。

複雑なエンジン開発を必要としない電気自動車の生産には新規参入もしやすいことから、今後も新興企業が相次ぎ名のおrを上げてくることでしょう。昭和30年ごろの日本のバイク産業がまさにそんな感じでした・・・・・

EUのみならずアメリカでも打開的な排気ガスゼロ社会を目指す目標が掲げられてはいるものの、果たしてガソリン車はこれから消え去る運命なのか?

昨今のショーで発表されるEVはどれも大量のリチウムイオン電池の搭載が前提で、ということは少なく見積もっても3万㌦、いや4万㌦を下らない価格帯のものばかりです。
高級車販売が主体の一握りのメーカーはそれで良いのかもしれません。しかし2万㌦クラスのカローラや3万㌦クラスのカムリやアコードといったベストセラーカーには代替エネルギーが見つかっていないのが現状です。
物流を支えるトラックや大型バスのパワーユニットに関しても、電池が決定だどころか、満足な排ガスゼロの青写真すら描けていないのが実態です。
巨大な水素のタンクを背負ったバスなら決まった路線を移動する用途には使えても、深夜の夜行バスが2030年代で姿を消すことになったとしても不思議ではありません。(JRの寝台特急復活につ上がればうれしい限りですが・・・・)

このままでいくと、ゼロエミッションが方針転換を迫られるか?あるいは庶民にも買える低価格のゼロエミッション・カローラが発売されるかの、どちらかしか選択肢はないような気がするのですが。

LAで開幕した自動車ショーの主役は、やはり電気自動車
だが世の中全てが本当に電動化で置換可能なのだろうか?
日本市場の4割を占める軽自動車や大型トラックに電動化のメドはついたのか?
アメリカ市場でベストセラーたるカローラやカムリのクラスの価格帯でガソリン車に並ぶ性能の電気自動車が買えるだろうか?

自工会の会長に三たび豊田章男トヨタ社長の続投が決まった。
電池以外にも多角的な解決策を探る豊田会長にはインフラ整備と言う大きな援軍が必要だ.官民が協力して日本の基幹産業を支えない限り造船や鉄鋼、電機で舐めた辛酸を最後の砦で味わわされるかも知れない。
業界だのみでは済まされない日本の命運を、会長ひとりの両肩に負わせるのはあまりに重いのでは無いだろうか?

| 14:51 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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