2021年05月18日
ネット強国ヲ目指せ
17日から始まったワクチンの大規模接種の予約、朝日や毎日の記者が架空の数字を入力したら予約できちゃった事件の波紋が広がっていますが、そもそも本人確認のできない脆弱なシステムが世に出されてしまうこと自体が問題。
だからといってニセ予約を敢行した記者の行為が正しいとは認められませんが・・・・・
そもそもネット操作が苦手とされる高齢者を対象にしたシステムなのに、ネット予約かラインでしか受付しない、という根本が間違ってはいないだろうか?
高齢者とネット社会をどうやって関連付けたらよいのか?見回してみると大多数のコンビニにはネット予約のできるデジタル端末が設置されている。数字とカードだけでキャシュを引き出せるATMよりは複雑なものの、プロバイダー契約していないお年寄りでも,Wi-Fiの意味を知らない爺さんだって、コンビニに足を運ぶことができれば端末の前に立つことはできる。
あとは、劇場の座席予約同様端末経由でワクチン接種ができるよう,メニューに項目を加えればよい。自治体から交付された番号を持参して店員立会いの下で番号確認できれば、ニセ予約のリスクも大幅に減る。
大手の予約サイトなり,コンビニチェーンなりから政府側へのプレゼンテーションは無かったのだろうか?あるいはここにも利権が絡む複雑なやり取りが発生してしまうのだろうか?
技術的には可能なシステム構築だとしても,法律の壁や行政の不理解、あるいは利権が絡んでkるるとせっかくのIT技術も宝の持ち腐れ。電話がなかなか繋がらずイライラするばかりのお年寄りに、何とかして手を差し伸べてやろう、というネット企業が音頭をとって政府に先んじた企画を出すには絶好のチャンスだったのに・・・・・