2021年05月27日
決算を止めるな
今日は大手映画会社の株主総会、発表された決算内容は売り上げ、利益とも昨年の50%台と大きな落ち込み、何せ何度も劇場クローズを余儀なくされた挙句の数字。
鬼滅の刃という歴史的なヒット作でコロナなんかがなければ史上最高益を更新していてもおかしくは無い映画界の一年でした。
もしも次の決算まで無事に劇場がフル稼働出来たとしても肝心の映画製作の現場がフル稼働していません。暫くは旧作で時間稼ぎするとしても例年通りの収益を上げられるようになるまでは、さらに一年以上はかかるのかもしれません。
例えば旅行業界のように解除と同時に予約で席が埋まるというような需給関係にある訳ではありません。
更に問題を複雑にすると思われるのがネット配信との関係です。在宅中に大きく業績を伸ばしたネット配信で数多くの作品が公開されて劇場を経由しない作品公開のビジネスモデルが成立しています。劇場に足を運んでナンボの商売にとってはネット配信の定着は大きな脅威の筈。コロナ以後の共存のあり方について慎重に考えておかねばならないでしょう。
東京ではこのまま夏至辺りまで緊急事態が継続しそうな雲行きで早くも来年決算にも暗い影を落とし始めそうな雲行きです・・・・