2021年03月20日
ルネサス火災
自動車向けの半導体が年初から極端な供給不足に陥っている折も折、国内半導体トップメーカーのルネさすが茨城県内荷物工場が火災に見舞われて300mm径のシリコンウェハーを生産するサイトが被災したという。
復旧には少なくとも1ヶ月を用紙、半導体不足は輪を掛けて深刻なものになりそう。自動車向け半導体分野では2月に北米を襲った寒波の影響で、現地の半導体工場の出火が滞る事態も重なっており、自動車業界では供給不足が解消されるのは早くて今年上半期一杯はかかるのでは、という懸念もささやかれ始めている様子。
半導体部品は今や車のメカニズムに置いても不可欠のものとなりつつあり、燃料噴射を制御するマイクロコンピューターから計器盤にスピードの他燃料消費などの関連情報を表示させるための集積回路もますます半導体依存を強めている。もちろんオーディオに使われる半導体も、その心臓部を形成することから、関連分野にまで広がる恐れも否定できない。
新車は届いたがオプション設定のナビもオーディオも未装着のまま、しばらくはエンジン音だけを楽しみに、勘と経験だけが頼りの道案内に依存するドライバーが増えそうだ・・・・・・
(一部新聞記事には掲載されない事実も含みます)