2021年03月23日

ミライの王冠?

新型にモデルチェンジした二世代目の燃料電池車MIRAI。外見は初代ほどのインパクトはなく、どちらかというとクラウンやレクサス似のオーソドックスなスタイリングです。でも、中身は大きく変わりました。

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一番の変化はほかの車種との混流生産ができること。つまりコストダウンも期待が‥‥初代は手作りに近く、生産ラインを増やしても注文が捌けないほどだったとかで、一挙に毎月三千台の量産も可能なのだとか?

もう一つの注目はこれまでの前輪駆動から後輪駆動へのシフト。重量配分も前後1:1に近いという高級セダンならではのポテンシャルも。でも、それは狙ったからではなくあくまでもフロアトンネルに丸い断面の水素タンクを置くための方策だったそうな。リアシートやトランク下のタンクも断面を揃えて、これも生産性を上げています。

ということはかなりのコストダウンが見込める?いや価格はあくまで700万円から上、補助金を受けても600万を切れるかどうかです。でも・・・・

実際に試乗した評論家たちの評判はすこぶるよろしい、のであります。そういえばデザインも何となくクラウンっぽいし・・・・・・間もなくガソリン使用のクラウン・セダンは消滅するので、このミライの次期型あたりがクラウンの名跡を継いでくれるのでは?と期待してしまいます。

このところ妙に街中で遭遇するチャンスが増えた感じの初代ミライ、販売台数はそれでも累計で1万台ちょっとなのだそうで、非常にレアな機会に遭遇していることになります。あるいはとりわけ生息数の多い地域にいる、ということなのか?

車重も2トン近いし、まだまだ富裕層向けの特別なクルマ、の感を拭えませんが、関西でも容易に水素スタンドが探せる時代になったら、このクルマで神戸まで一気に走り抜けてみたいものです。

| 13:40 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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