2021年02月19日

preserverance

NASAの火星探査機preserveranceが無事火星に着陸しました。
とは言ってもアメリカにとっては勝手知ったる星、着陸も9回ともなればお手のものです。

とは言っても今回は最新の方法で、はやぶさのような平たい耐熱カプセルが火星の大気圏で航跡を残しながら減速してパラシュートを展開。ここまではまるではやぶさの帰還を見るかのようです。

が、そこから先は大きく違います。着陸地点近くまで来るとパラシュートを切り離し、火星探査車を吊り下げたVTOL機がジェット噴射でゆっくり降下します。どこに降りるかは写真データを元に自律制御で自ら判断し最適の着陸地点を探します。そして今日いよいよ着陸に成功!

火星探査車は6輪車で2年弱の活動期の間に様々な観測を行います。注目は内蔵した重さ2キロのドローン。大気がある天体ならではの初フライトです。更にアームを伸ばして地面をドリルで掘り、サンプルをカプセルの中に収納します。実はこのカプセルは後に火星に到着する離陸用ロケットに移され、火星を廻る母船に格納されることになっています。

コレが又はやぶさそっくりな太陽電池パネルや帰還用カプセルを持っていて、地球めがけて火星の土壌サンプル入りカプセルを地球めがけて放出する予定です。ここでまたはやぶさ方式が採られる訳で、日本のサンプルリターン技術が如何に世界をリードしていたかを思わせます。

二酸化炭素の大気がある火星で生命の痕跡に繋がる証拠を見つけられるのか?大きな期待が膨らみます!

| 23:16 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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