2020年10月23日
スペース・ジェット計画に暗雲
国産旅客機、期待の新星「MRJ」ことスタージェットですが、そのテイクオフがさらに遠のいてしまいました。事実上の離陸中止です。
主翼桁に使う部材をカーボンコンポジットからアルミ材に変更、連邦航空当局の認証に手間取り、何度も納入、就航の機会を逸してきたのが予期せぬコロナ禍で先行きが真っ暗に。
思えば今から50年前、華々しくデビューした747は大量高速輸送の嚆矢として、座席供給数を飛躍的に増やし、包括運賃によって海外旅行へのハードルを大きく下げました。
今ではエアバスA380がその役割を担ってフル活動、のはずでしたが・・・・・
大手航空会社は軒並み大型機の売却を発表、737やリージョナルジェット機にお鉢が回ってくるものと期待していただけに、予想を上回る窮状に声も出ません。
日本の翼はこれから先、復活の日を見ることができるのでしょうか?先行きが不透明です