2020年05月21日
この寒さは何?
東風、ひがしかぜと書いて「こち」と読みますね。東北・太平洋側に住む者にとっては好ましからざる言葉でもあって、田植えが済んだこの時期オホーツク海の冷たい空気をはらんだ高気圧から本州付近の低気圧に向かって吹き付ける冷涼な空気がその実態です。
温暖であるべきこの時期の空気を冷やし、季節外れの冷害をもたらすことも当地ではよく知られています。
真夏の湿気た暑い空気と違って、クールでドライな心地よい風は私の好きな風ですが北海道や北東北では、この時期でもストーブが手放せないのはコイツのせいなのです。
政界を取り巻く空気も寒い風・こち?が吹き荒れようとしています。政府・与党が今の国会で検察官の定年延長を可能とする検察庁法改正案の成立を目論んで、是が非でもお傍に置きたかった東京高検・検事長がこともあろうに自粛期間中の違法行為を白日の下に晒されるという大失態。
マスクを配ってくれたアノ人の背中にも、一緒にマージャンした常連の記者たちの背中にも冷たい風が吹きまくっていることでしょうねぇ・・・・・
件の検事長が半荘戦よりももっと短い時間で行える「東風戦」に留めていたのか否かは、まだよくわかっていませんが・・・・・・