2020年02月13日
宇宙から帰った
日本人初の宇宙飛行を実現させたのは、もう30年も昔のこと、宇宙からの第一声は「これ本番ですか?」ソユーズに乗り込んで宇宙開発事業団を出し抜いたのは放送記者の秋山豊寛さんでした。
あれから毛利さん、向井千秋さんと続いて最近ではISS、国際宇宙ステーションのキャプテンを任命され半年間の長期滞在を経験する日本人も現れています。
彼等は宇宙に飛び出し、何を感じて何を考え、宇宙から戻ったこの地球で何をはじめ、何を変えようとしているのか・・・・・
翻訳ではなく日本人が日本語で語った宇宙の経験をインタビューした一冊が、この「宇宙から帰ってきた日本人」です。
宇宙から眺める地球には国境線が無く・・・・という名セリフも実は干ばつや経済格差などで国境地帯が丸わかりだったり、船外活動で宇宙に浮かんでいるとき足元に広がる漆黒の闇の世界と地球を離れたときに感じる心細さ、帰還した時の例えようのない安心感とか。
宇宙を旅したからこそ語れるエピソードがいっぱいです。
あと数十年もすれば(お金持ちは)だれでも宇宙を旅する時代がやって来るかもしれませんが、では、何のために宇宙に行くのか?宇宙を旅した後に人間は何をなすべきなのか?
宇宙に行かなくても今のうちに考えるべき課題が見えてくるかもしれません