2019年12月24日
全グリーン車
東急・池上線、多摩川線に新顔が加わりました......と言っても新車ではなく、ひと目見て懐かしさを覚える「新」ラッピングです。
その昔、70年代以降の池上線や目蒲線は緑一色の旧型車両=3000系車両ばかりでした。製造年度を示すプレートには昭和十年代を示す数字さえも!当然、冷房は非装備、釣りかけ式モーターのギア音がうなりを上げながら満員の通勤・通学客を運んだ旧3000系の定番カラーがこれだったのです。
渋谷駅前にあるアオガエルこと旧5000系と並んで東急の代表的な車両カラーで、世田谷線の旧い車両もほとんどがこれでした。なぜか芋虫色と言う有難くないネーミングでも呼ばれたりして・・・
床板は板張り、窓はアルミサッシの二段式でいまよりも幅の狭いもの。車内は通学時間ともなればマジソンスクエアガーデンのバッグを手にした学生たちでいっぱいに!でも全開にして走れば真夏の酷暑でもそれほど苦ではなかった気さえします。
学生時代、同級生の女子を見つけては一方的に話しかけていたものでした。学年でも一番の美女にも当然ながら‥・・・先日、その彼女から池上線のホームで声を掛けられました!17歳のあの頃から何年ぶりのことでしょう、しかも彼女の方から!!実は同窓会で再会以来、彼女が隣町に済んでいることがわかり、時々すれ違ったりはしていたのですが。2人の(美人)娘たちもあの頃の美人同級生の倍の年齢に・・・・
緑の電車を久々に見つけて遠い昔の同級生が目の前に現れたような、そんな懐かしい再会でした。