2019年07月25日
勇気ある英断
岩手の大船渡・速球投手佐々木朗希(ろうき)選手は今日の岩手県大会・決勝で二人の大リーガー(2019現在)を輩出した花巻東と対戦、大リーグ・スカウト勢も見逃せない一戦です。が、 監督は故障を抱えた佐々木投手を一切登板させることなく、試合は花巻東の圧勝に終わりました。たった一度の県大会決勝のチャンス、甲子園行きの入り口も見え隠れしていただけに県営球場を埋め尽くしたファンも不満を覚えたはず。 しかし、投手生命を踏み躙ってまでも優勝に拘る姿勢を取らなかった監督の判断には大きな拍手を贈りたい気持ちです。佐々木はきっと、今年のドラフトの目玉選手。一度の大会よりも彼の無限に広がる将来を考えれば・・・・・大リーグ関係者もホッとしているに違いありません。 本当の教育、生徒を育てることの意義を教えられた気がします。
いっぽう、都立高校で唯一東・東京大会に生き残っている都・小山台は、チーム史上初の準決勝・出場を果たした上野学園に一度もリードを許さず圧倒。二年連続で決勝にコマを進めました。
朝から強烈な日差しが降り注ぎ、ようやく東・東京にも夏本番が訪れた感じ。地方大会も相次ぎ代表校が決まり、この試合を制したチームが決勝戦への切符を手にできるのです。序盤から危なげない試合運びの小山台。野球の強豪校ではないものの歴史だけは府立中学の時代から80余年を数え、歴史だけなら一流校。でしたが、数年前センバツで甲子園を初体験。
・・・・きょうの試合は5本のヒットで4点と効率の良い加点が好ましい!相手は9本の安打で1点に留まったというのに。
連投のピッチャー安居院、9回を投げ切ってあとは決勝戦のマウンドを残すのみ。
さあ、もうプレッシャーとかは無視して決勝戦の神宮を楽しんでおいで!
最高の夏を二度もありがとう。
・・・と言いつつも、決勝戦ではまた、去年の様に八月の勤務表が頭の中を駆け巡るハラハラ・ドキドキの9イニングに・・・・・