2019年06月13日
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ホンダのバイクの代名詞ともいえるCB、そのルーツは意外にも古く60年近くも遡ることになります。50年前のナナハン=CB750Fourの出現はあまりに鮮烈でしたが、それより前に若者の心を揺さぶったCB達が存在します。
今、ホンダ青山ショールームにはそのうちの代表的なモデルが並んでいます。
ナナハンよりも前、トヨタ2000GTよりも早くDOHCエンジンを積んだCBが1965年のCB450.
まだメッキのタンクにゴムのひざ当てが定番だった時代です。じ~っと見つめていると一台欲しくなってしまいそうな程、旧さを感じさせません・・・
それよりもっと前、スーパーカブが生まれたあとにスーパー・スポーツの名を冠したモデルがCB72やCB92です。
とりわけ92の方は125ccのエンジンから15馬力(当時の計測基準)と75mph(120km/h)の最高速を豪語した「CB」です。
古めかしいタンクのデザインやカブと同じ前輪の足回り(ボトムリンク)は50年代を感じさせるアイテムです
斬新なデザインも目を惹きますがランプ類は全てLED、小型のメーターも回転する針は見当たりません。その大柄な車体は125とは思えないサイズ、街で見かけて第二種原動機付自転車と気付く人がどれだけいるかどうか?さすがに往年の15馬力には及びませんが計測方法も違うので比較は無意味。水冷単気筒エンジンはキャブのセッティングやポイント面研磨に頭を悩ます必要もありません。数々の安全装備を別とするならば、あとは21世紀生れのデザインに共感を覚えるかどうか?だけかなのもしれません