2019年05月28日

国家安全保障を考えた

アメリカのファーウェイ排除の理由が安全保障上の問題。得体の知れないブラックボックスには個人情報はじめ機密情報を中国政府側に渡しかねないプログラムが仕込まれている「かもしれない」からというのがいかにも尤もらしい排除の理由です。真意はどうであれ・・・・
今回、日本からの大量の輸入車・増加にもクレームがつきました。それ自体は今に始まったことではなくて、昔っからアメリカの伝統みたいなものです。ただし、今回はちょっと苦しい言い訳がついてきました。
大統領令の草案で明らかとなった内容によれば、「トランプ政権は米国への自動車輸入について、国内メーカーに打撃を及ぼして先端技術に投資する能力を損なうため、国家安全保障を脅かすと判断している。輸入車の増加は国家安全保障上の問題があり・・・・・」

ニホンのクルマが増えたくらいで揺らいでしまう国家の安全保障ってどれほどのもんなのか?とツッコミを入れたくなります。
流石に今度ばかりはうまい言い訳を考えるのも苦労した様子、苦し紛れに考え出した言い訳が「国家安全保障」とは・・・・

日本車いじめの遥かな歴史を振り返ると、あの手この手の技が思い出されます。安全基準を厳しくして、例えば重く大きな衝撃吸収バンパーを義務付ければエラストマ素材の軽量でスマートなバンパーを開発されてしまうし、排ガス規制を強化してパワー・ダウンを目論めばシビックにマスキー法案通過第一号のタイトルを奪われるし。軽くて安価な日本車のメリットを潰そうとあの手この手で繰り出した規制、基準強化はことごとく日本車の魅力を倍増する結果に終わってきたものです。
SUVと呼ばれるジャンルのヒットも同様、米国の国民車たるピックアップ・トラック保護のため輸入車に高い関税をかけたら、リア・シートとハードトップを備えた「乗用車」として登録された四駆が大ヒット、結果SUVでなければクルマが売れない現在のアメリカが出来上がっています。

高関税も数量規制も、ドル安政策も結局は日本車の魅力を増やすばかりで、アメリカの自動車開発はますますガラパゴス化を招くだけ。だからと言って輸入車を規制してアメリカ車の開発が軌道に乗るのか??

古き良き70年代のマッスル・カー復活や再生産を優遇するような法案でも考えた方が賛同を得やすいのでは?と進言したくもなりますな。

| 15:04 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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