2019年04月14日
PIXARのひみつ展
東京シティビューで開催中のPIXER展。トイ・ストーリーやカーズ、作品ごとに進化するグラフィックの美しさとそれを表現する様々なテクノロジー、その制作過程の秘密を大公開。アニメファンよりCGアート、グラフィックデザイナーにも興味津々の内容です。
おなじみのキャラクターたちが画面に再現されるには、まずラフスケッチを経て立体モデルから体の全体像を決めます。メッシュという細かい正方形の連続で、一つ一つの座標を決めたらリギングで関節の動きや位置を変えていきます。あわせて引き攣る皮膚の伸びなども計算してゆくので案外大変な作業・・・・
動きの元になるのは実際に俳優が関節にマーキングを施して動きをシミュレートしたデータ群。もちろんデータを操作すればあり得ない動きだって可能!
モーションが決まったら背景を設定してカメラ位置をシミュレーション、照明の当たり具合、影を作って表面の反射を計算します。カーズの塗装面にはメタリック塗装の細かいフレークやクリア塗装のプロセス迄が再現されるのだから驚き。データ取りはもちろん実際に塗装した立体サンプルが使われます。
体毛に覆われたキャラクターなら一本ごとの動きも決めなければいけません。全体のうち何パーセントかをパイロット・ヘアーに設定して周囲の動きを同調させます。
何度もフィードバックを繰り返してやっと一つのシーンが完成、それをつなぎ合わせて膨大な時間と労力を積み重ねて、ようやく一本の作品が誕生します・・・・・
(とても数行の説明で足りるものではありません・・・・・・)そして、会場内には・・