2019年04月16日
Notre-Dame de Paris
パリ、シテ島にそびえるあまりにも有名な世界遺産「ノートルダム寺院」の火災には世界が涙しました。
セーヌ川を下ってゆくとシテ島の南側、写真に見えるのは聖堂の東側の屋根です。上から見ると十字架の形になっていて、青天を貫くように建つのが今回焼け落ちた尖塔です。 (2003)
火災の原因はまだ判明していませんが、いずれにせよ修復工事に係る人災の可能性が高いように思われます。過失だったとして、だれがその責を負うことになるのか?あるいは修復プラン構築そのものに問題があったのか?だとすればその責任はだれが負うべきものか?あまりにも大きな代償だけにたった一人の人物が背負い込むには大きすぎる気もします。
あえて、反論を承知で言わせてもらえば人命の損失がなかったこと、これだけは本当に不幸中の幸いと言えなくはないでしょうか・・・・
長い間受け継がれた歴史をそのままの形で後世に伝えることはできなくなりました。ならば、より良い形で後世に残すのが現代の人々の責務なのではないでしょうか・・・・・耐火構造を取るのはもちろんのこと、屋根が汚れないような環境作りも大切な仕事のひとつですね