2019年04月18日

50歳に見えますか?

もう50年も経つのか。ハコスカと呼ばれるスカイライン3代目にGTーRが追加されたのが昭和44年の今頃。このころは自動車雑誌に夢中になっていて、カーグラフィック誌の特集は屋根のないフェアレディの2000とGTーR。半世紀先になっても、その魅力と迫力は少しも色あせていませんでした。今も最適のガソリンを用意するだけで懐かしのサウンドを奏でてくれるはずです。

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今に繋がるスカイライン人気の原点とも言うべきレジェンド。スカイラインGTーR「初代」。今では150馬力もツインカムも街中にはゴロゴロしていますがあの頃は5人乗せて200㎞近くまで加速できる乗用車なんて他には国内で聞いたことがありませんでした。レース用のエンジンを載せたセダンも空前絶後。

自動車の世界はこの翌年、ガソリンに含まれる鉛公害や大気汚染、石油危機と相次いで逆風に晒されることになります。GTーRも一旦は数年の短い生涯を閉じる訳ですが、その後の日本車が世界に認められ、売れすぎてアメリカの目の敵にされたり、外国から社長を輸入して経営刷新を図ったり・・・半世紀の時の流れは予想外の展開の連続でした。

今では最高速や馬力を競うばかりでなく、扱いやすさや前後重量配分といった総合性能を問われる時代、環境性能だって無視できません。現行型のGTーRは、ラジオもヒーターもオプションだった初代よりも遥かに快適な高性能乗用車に変身していますが、このクルマが50年経ったらどんな評価を受けているのか?

それを想像するのも確認するのも、かなり困難なのが実際のところです。

| 10:20 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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