2019年03月12日
八年目の節目
311から八年、ずっと不通になっていたJR山田線のうち、釜石と宮古間がようやく復旧し、三陸鉄道に譲渡された上で下旬に再開通します。思えば三陸鉄道のスタートも1984年の今頃の季節でした。三陸沿岸を南北に縦貫する悲願の鉄道。それまでは本州の海岸線でここだけが鉄道の走らない空白地帯でした・・・・・・
さらに東北縦貫自動車道から枝分かれして釜石西ICまでを結ぶ連絡道も全線開通。浦和から、いや都心から一度も一般道に降りることなく釜石まで自動車専用道で直行できます。
これは釜石にとっては大きな転機です。
鉄道なら花巻から分岐する釜石線に乗り換えて二時間弱、一般道を車で飛ばしてもやはり二時間コースでした。途中には仙人峠という難所もあって九十九折のワインディングロードはマニアこそ喜ばせたものの、遠来の客には不評だったはず。それが自動車道で一時間足らずに・・・・ということは盛岡まで北上するのと大差ない違いで釜石に到達できるという、画期的な道路となります。
さて
・・・・このところの岩手のスポーツ界といえば、花巻東OB;菊池投手の大リーグ入りに加えて県北出身の小林陵侑選手が北海道出身選手も果たせなかったW杯スキージャンプ男子の総合優勝を初めて果たすなど世界クラスの活躍が目立ちます。もちろん大谷翔平の今年も引き続き大注目。とりわけ中学生時代に被災した小林選手の住む松尾村は、当時まだ新幹線が開通して間もない頃。東京から高速を5時間走り続けても到着しない遠隔地の生まれ育ちでした。
沿岸直行の自動車道と三陸縦貫鉄道の再構築、ワールドカップラグビーの開催を機に、岩手から世界を目指す若手がどんどん生まれる?・・・・・字も似てるし