2019年03月28日
忘れ得ぬ君
昭和の後半、数あるテレビの刑事ドラマの中でひときわ異彩を放ち高視聴率を誇ったのが「太陽にほえろ」でした。第一回の放送に登場したのは新任刑事のマカロニ。この警察署では部下を愛称で呼ぶんです。白いジムニー(360時代の)幌を全開にしてオープンで赴任して来るマカロニはいきなり留置される展開に。
このシリーズでは若手の俳優さんが毎年の様に登場して、翌年にはジーパン刑事(松田龍平の父、松田優作)やテキサス(キャシー中島の夫;勝野洋)が赴任してきます。では元新人デカはどうなるのか?・・・・・マカロニは暴漢に刺し殺されてしまいます。人気の刑事ドラマで主役の刑事が殉職してしまう...テレビドラマでは掟破りの荒技でした。ジーパンやテキサスは銃撃戦の末に殉職。その壮絶な最終回は毎度クラスの話題を独占したものでした。のみならず「なんじゃこりゃ〜」の名セリフは流行語にもなり、男子生徒はよく真似したものでした。
ボスは石原裕次郎、甥の石原良純も七曲署の刑事時代はマイコンと呼ばれていました。殉職したかどうかは覚えていませんが、松田優作、沖雅也といった人気俳優はもうこの世にはいません。(他に下川辰平、地井武男も)
26日、俳優の萩原健一さんが都内の病院で亡くなりました。マカロニ刑事を演じて絶大な人気を誇りましたが、そもそもはグループサウンズの人気ヴォーカルでした。タイガースの沢田研二と人気を二分したテンプターズのショーケンが彼の愛称。役者としてのキャリアが長くなりましたが60代の女性たちはまず、ジュリーかショーケンのファンに二分されていた、と言っても言い過ぎではありません。常にトップの人気を保って昭和を駆け抜けた人気者
ショーケン、どうか安らかに