2019年02月26日
中古カメラ考
この時期、春の行楽シーズンを控えてカメラ業界がにわかに活気づきます。その皮切りが銀座のデパートで開かれる中古カメラ市。品揃えには大きな変化はありません。
その昔学生時代やサラリーマン時代、雲の上の存在だった高級機や名機たちが、それこそお小遣い位の予算から購入できます。もちろん最新のフィルムを入れれば最高の画質が手に入ります。まだまだエンジニアリングプラスティックが多用される前の金属ボディは重量感や質感が高く、見ているだけでも満足度・充実感が違うようです。
もしもあの当時、無理してでもそんな理想的なメカを手に入れていたら・・・・もっと綺麗なポートレート写真をたくさん残しておけたのに・・・・・・・
・・・・・が、最近はフィルムを買わなくなったばかりか、現像に出すことも希になってしまいました。
白黒フィルムと現像液さえ手に入れば自分でネガフィルムにするだけの技量は持ち合わせていますが、それもなかなか発揮できていません。
ウチの防湿庫の中で惰眠を貪っているフィルムカメラたち、この先出番が回ってくるのだろうか?と思うと、たまには登板の機会を与えてやりたくなってきます。