2018年10月04日
ニノミヤVSキムタク
二宮和也と木村拓哉、かつては同じ事務所の先輩後輩であり、どちらも映画の世界で実力と実績を評価された人気者です。
その二人が検察庁の先輩後輩に扮しているのが映画「検察側の罪人」です。
空飛ぶタイヤのようなスカッとした結末は臨むべくもありませんが、予告編にもみられた二宮、木村の激しいつばぜり合いが迫力のセリフ劇です。
未解決事件に終わった重要参考人が直近の殺人事件の容疑者のリストに浮上したことからドラマティックな展開が始まります。未解決事件と先輩検事の関係、決して許すことのできない過去がそこにはありました。そして新たに浮上した有力な容疑者の存在......ドラマはMるで小説のような展開を見せてゆきます。名匠原田 眞人監督の演出、脚本はスピーディーにドラマティックな展開を描いてゆきます。一見お堅い筋書のように見えますがラブロマンスもちゃんと織り込まれていて隠れ吉高由里子ファンとしても申し分のない作品となっています。