2018年08月05日

M:I

飛び込む、走る、飛ぶ、昇る、トム・クルーズ自らスタント無しで臨むそのアクションは最後まで盛りだくさん。予告編と比べたらどれだけの撮影済みシーンが陽の目を見ずに捨てられたかが窺い知れます。

mission_impossible最新作 FALL_OUT。 パリ上空のスカイ・ダイビングだけでも、一度に撮影できるのはたった180秒。セーヌ川沿いの公道を封鎖して撮影されたカー・チェイスのシーンだけでもいったい何台の廃車の山を築いたことでしょう。この映画には興行失敗という4文字は許されません。
ここでの主役は直6,big・block時代のBMW528、懐かしいe28系です。

圧巻はロンドンロケを経てカシミール上空に設定されるヘリコプターのチェイス。命綱こそ画像処理で消されていますがリアルにヘリに飛び乗ってロープをよじ登っています。普通の映画では被弾するとすぐ爆発するヘリですが、今回はとにかくタフ。墜落しても人命が失われない幸運な設定は自分がプロデュースも兼ねているから起こる奇跡なのか?

それはそうと、イーサンハントが本当に愛した、たった二人の女性(レベッカ・ファーガソン)と(ミシェル・モナハン)は、とても似たタイプの女優さん、よくキャスティングできたものです。
それよりも前半で登場する取り引き仲介役の女性を演じるヴァネッサ・カービーの何と魅力的なことか。ロシアより愛をこめてのダニエラビ・アンキも人気の高いボンド・ガールでしたがヴァネッサは21世紀版のダニエラに推したい逸材です。知的で品があり、内に秘めた強さ、怖さも第1級。こんな女性を主役に据えたスパイ映画が在ってもいいかもしれません。
というより、トム・クルーズもプライベートでの相手役に推しているみたいですが・・・・

彼も次回作では還暦目前、さらなるアクション、スタントも期待大ですが怪我だけは避けて撮影を終えてほしいものです。

| 02:33 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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