2018年07月02日
Inthemood
高校野球シーズンが近づくと、またこのメロディーが流れてきますね♪
ウララーウララーウラウラ......♬わーたし、ピンクのサウスポー
いずれも阿久悠さんの作詞です。その歴史に残る作詞家の資料館がありました。1970年代を彩るヒット曲の数々はもちろん、自筆の原稿や丁寧に書き込まれた表紙の白抜き文字など興味深いアイテムも沢山あります。
年譜を見ると淡路島の高校から、校歌が気に入ったという理由で東京の大学へ。広告代理店に就職し、やがて稀有な才能の大ヒット・メーカーとして日本の歌謡界を席巻してゆきます。
中でも印象深いのは69年の「白いサンゴ礁」独特なメロディーも歌声も個性的でしたが、インパクトの強い歌詞は今でもソラで歌えるほど。翌年の笑って許しては物まねの定番としてもお馴染みになりました。
そして山本リンダの衝撃的なイメージチェンジと共に世間をあっと言わせた「狙い撃ち」高校野球応援のクラシックとしてピンクレディと双璧をなす名作です。
実は80年代に映画化され大ヒットした瀬戸内少年野球団も阿久悠原作の自伝的小説でした。
激動の70年代、ズーニーヴーから八代亜紀まで、その守備範囲の広さと打率の高さは決して他の作詞家の追随を許さない、ホームラン王だったのです。
阿久悠記念館;明治大学博物館内、地下1階(入場無料)