2018年06月28日
Tentara Pembela Tanah Air
今注目の国;ポーランド。その国旗はインドネシアと瓜二つ...上下の配色が逆ですが、日の丸にも似て白地に赤。実はまんざら偶然の一致でもなさそうです・・・・
話は第二次世界大戦にさかのぼります。日本が支配していたインドネシア、終戦後はオランダとの独立戦争に明け暮れます。が、その独立戦争に際して重要な役割を演じたのがTentara Pembela Tanah Air=略称PETA:インドネシア語で、「郷土防衛義勇軍」でした。
日本がポツダム宣言を受諾して敗戦が決まった後も多くの日本兵が軍籍を捨て、この地に残ってインドネシアの人々と共に独立のために汗と血を流しました。PETAはそもそも、終戦前にインドネシア人の軍事教育のために作られたシステムで日本式の軍隊教育が多く取り入れられています。
四年に及ぶ独立戦争ではこの元日本兵が戦線の先頭に立つケースも多く、1,000人近い日本人がこの地で命を落としました。インドネシア独立の陰には日本とのこうした絆があったのでした。国旗の色が似ているのもこのためだという説がありますが真偽のほどは判りません・・・・・街中を走り回るバイクもミニバンも9割以上が日本車、当然ながら親日派の人が多く、訪れる観光客のベストスリーの一画も占めています
祖国に戻らず、インドネシア独立戦争に命を捧げた日本人たちの英霊は、いまもジャカルタにある国立英雄墓地に祀られています。