2018年06月23日
第二種御三家
BEATにVARIO、それとSCOOPY・・・どれもインドネシアの路上でよく見かけるバイクの御三家、どれもがホンダの車種です。その他で目立つのはヤマハのN=MAXやタイ・カブに似たsupraX。これもホンダでした。125ccクラス以外のバイクや(期待の?)スーパーカブは極めて少数派・・・
都市部に足を延ばしてみるとKawasakiのオフロード車やハーレー、輸入車の類も目にしますが旧いスーパーカブをカスタマイズして綺麗に乗っている処は日本並みにバイク文化が成熟している証でしょうか?
近年ヘルメット装着義務が法制化されたばかりのインドネシアですが、取り締まりのおまわりさんがいるわけでもなく、ノーヘルのお姉さんもたまに見かけたりします。それどころか一見したところ小学生くらいから運転を始めている様子で、信号の異様に少ない街の交差点でもスムーズに車が流れているのはちょっと驚異です。まあ、熟練度でいえばはるかに日本を凌いでいますね。
駐車中のバイクのミラーに無造作に置かれた大切なヘルメットがずらりと並んでいる光景も不思議です。中には鍵をかけているオーナーもいるのでしょうが、その治安の良さはひと目で納得です。ヘルメット一つ買うにも月収のほぼ一か月分という大きな買い物。スクーター一台ならほぼ年収相当分でしょう。その割には旧世代のモデルやボロボロの使い古しを乗り回している姿を目にしません。意外と見栄っ張り?車に夢とお金をかける姿は高度成長期の日本の姿を見ているようです。
彼らが生産性を向上し、給与所得が増えた暁にはこの国はさらに沢山のクルマで溢れかえることになるでしょう。そのときインドネシアは経済大国として日本や中国を肩を並べる存在になっているのかもしれません。